エシカル消費とは?11の事例と私たちにできること

エシカル消費
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RYU

生まれも育ちも神奈川県。サステナブル生活2年目。自宅の電気を再エネに切り替えました。フォロワー3万人のInstagramを中心にSDGs、地球温暖化、エシカル消費などの情報を発信するメディア「サステラ」を運営中。

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エシカル消費とは、直訳すると倫理的(ethical)な消費です。

倫理に配慮をして買い物をすることを指します。

しかしなぜ、あえて普通の買い物と区別する必要があるのでしょう?

それは、多くの商品が何かしらの倫理に反して作られているからです。

私たちが日々買っている商品は、あらゆる問題の上に成り立っています。

そして「この商品はどんな問題を抱えているのか?」という背景を想像して買い物をすることをエシカル消費と呼びます。

どうやって作られて、どうやってお店に並ぶのか、という背景です。

そしてその背景をたどってみると、この世界の商品には様々な問題があることが分かります。

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農薬

食べ物にしろ洋服にしろ、生産効率を高めるため多くの商品に使用されていますよね。

しかし農薬は、土壌の微生物を殺し、土地を弱らせてしまいます。

肥沃な土壌は大気中の二酸化炭素を吸収する役割を持ちますが、弱った土地はその機能を失います。

地球温暖化は地球が解決すべき喫緊の課題です。

私たちにできること

・有機栽培の食品を買う
・オーガニックコットンの洋服を選ぶ
・オーガニックコスメを選ぶ

地球温暖化

産業革命以降、世界中で多くの二酸化炭素が排出されるようになり、地球温暖化の原因となっています。

地球温暖化が進行すると、南極の氷が解けて海面が上昇したり、食糧危機や異常気象など様々な問題を引き起こします。

火力発電やガソリン車、プラスチックなど、大量生産・大量消費の社会の担い手となってきたのが「石炭」や「石油」といった化石燃料です。

地球温暖化の進行を抑制するには、脱炭素社会を実現するしかありません。

私たちにできること

・自宅の電気を再生可能エネルギーに切り替える
・EV車に乗り換える

畜産

畜産は大量の二酸化炭素の排出しています。

世界で排出される温室効果ガスのうち、実に全体の18%を畜産が占めていると言われています。

18%となると、自動車・飛行機・船舶といった「全ての交通」が排出する温室効果ガスを超える量です。

さらに畜産は大量の森林伐採に繋がっています。

世界最大の牛肉輸出国であるブラジルには、アマゾン熱帯雨林があります。

熱帯雨林は1967年頃に比べて20%消失し、伐採された森林の70%が放牧地へと転換されています。

私たちにできること

・代替肉を食べる
・植物性ミルクを選ぶ
・ヴィーガンレストランに行く

パーム油

パーム油とは、アブラヤシの果実から採れる植物油脂のことです。

インスタント麺、スナック菓子、アイスクリームといったように、パーム油のおよそ8割が食品に含まれ、残り2割が石鹸や洗剤などの原料として使用されます。

そしてパーム油を生産するためのアブラヤシ農園開発によって、熱帯雨林がどんどん伐採されています。

インドネシア・スマトラ島の森林の56%、ボルネオの熱帯雨林の40%が消失してしまいました。

熱帯雨林は酸素と炭素の循環を調整する役割を担っているわけですから、それが減少すれば地球温暖化などにも影響が出てくるでしょう。

さらに、熱帯雨林は生物多様性の宝庫とも呼ばれるくらい、多くの生物が暮らしています。

パーム油の生産によって絶滅危惧種のオランウータンは住処を奪われ、ここ数十年間で50%~90%減少してしまいました。

私たちにできること

RSPO認証の商品を選ぶ
・パーム油が使用されていない商品を買う

海洋プラスチックゴミ

海には、漁業の網、ペットボトル、ストロー、あるいは微細なマイクロプラスチックまで大小さまざまなプラスチックゴミが浮いています。

漁業の網に絡まって死んでしまう魚、小さなプラスチックを飲み込んでしまう海鳥など、その被害は甚大です。

石油由来のペットボトルの場合400年かかると言われています。

プラスチックを作り続ければ、海洋プラスチックゴミはたまり続ける一方です。

2050年に海洋プラスチックゴミの量が海を泳ぐ魚の量を超えると言われています。

私たちにできること

リサイクル素材の洋服を選ぶ

海の持続可能性

世界の魚の34.2%が獲り過ぎていると言われています。

FAO(国際連合食糧農業機関)によると、過剰漁獲が60%を超えるともうすぐ限界値をむかえることを意味します。

また、世界の海を泳ぐ魚の量は1970年と比較すると、およそ49%が減少しているとされています。

世界の人口が増え続けるのはほぼ確定した未来なので、このままのペースで魚を獲り続ければそのうち海から魚がいなくなるでしょう。

私たちにできること

・MSC認証の商品を選ぶ
・ASC認証の商品を選ぶ

資源の枯渇

地球上に埋蔵されている化石燃料には上限があります。

石油由来のプラスチックを作り続ければ、いつか石油は枯渇するでしょう。

最近はトウモロコシやサトウキビなど生物由来のバイオマスプラスチックで作られた商品があったりします。

私たちにできること

バイオマス由来の商品を選ぶ

ファッション

ファッション業界は世界で2番目に環境を汚している業界と言われています。

世界で使用される殺虫剤のうち16%、農薬のうち7%がコットンの畑で使用されています。

殺虫剤は土壌の微生物を殺し、土地はやせ細り、生物多様性を損ないます。

農薬は地球温暖化対策に繋がります。

また、一枚のTシャツに必要なコットンの生産に使用される水の量は2,700ℓと言われています。

これからの人口増加を考えると、水不足に繋がる可能性があります。

私たちにできること

オーガニックコットンやリサイクル素材などサステナブルな素材の洋服を買う

生産者の搾取

先進国のメーカーの多くが、途上国の生産者を搾取することで低価格化を実現しています。

ファストファッションの安さは、多くの場合ベトナムやバングラデシュなどの労働搾取によって実現しています。

洋服だけでなく、コーヒーにしろ、チョコレートにしろ、多くの商品が先進国が途上国を搾取するという構図によって成り立っています。

私たちにできること

フェアトレード認証ラベルのある商品を購入する

動物搾取

多くの商品が動物を搾取することで成り立っています。

洋服のレザーやファーなどが最も分かりやすい例です。

それだけでなく、ほとんどのコスメは動物実験をすることで、商品の安全性を確かめています。

地球の生物の多様性が損なわれているのは、あまりにも行き過ぎた「人間中心主義」によるものです。

私たちにできること

・ヴィーガン対応の洋服や食品を選ぶ
・クルエルティフリーな商品を選ぶ

紛争の助長

1990年代、シエラレオネなどの内戦地域で武装勢力の資金源となっていたのが「ダイヤモンド」です。

ダイヤモンドは非常に高価な鉱物であり、産出国にとっては重要な外貨獲得資源となります。

しかし紛争地域で産出されると、武装勢力の資金源になることがあるのです。

また最近では「レアメタル」が武装勢力の主な資金源となっています。

レアメタルは、パソコン、スマートフォン、タブレットなど私たちの身近な電子機器に使われています。

私たちにできること

・エシカルジュエリーを選ぶ
・紛争鉱物不使用を掲げる商品を選ぶ

最後に

企業は必ず消費者が求めるものを作ります。

倫理に反して作られていても、売れるなら企業は作り続けます。

逆に、エシカルな商品が売れれば、企業はエシカルな商品づくりにシフトします。

企業の在り方も、この社会も、私たちの買い物によって形作られます。

買い物を変えれば、世界が抱える問題を変えることが出来ます。

どんな社会を実現したいか、それを選ぶのが買い物です。

買い物は投票です。

ぜひ今日からエシカル消費を実践していきましょう。

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生まれも育ちも神奈川県。サステナブル生活2年目。自宅の電気を再エネに切り替えました。フォロワー3万人のInstagramを中心にSDGs、地球温暖化、エシカル消費などの情報を発信するメディア「サステラ」を運営中。

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