フェアトレード商品9選と買えるお店一覧【2024】

世界で売られている多くの商品は、生産者に適正な報酬を支払わず、不当に労働者を搾取して作られています。

しかし、エシカル消費やSDGsといったキーワードが注目されるようになった昨今、フェアトレードで生産された商品に注目が集まっています。

フェアトレード商品を買うことで、貧困の解消に繋がるだけでなく、教育やジェンダー、生態系など持続可能性に関わる多くの問題の解決に繋がります。

ただ、日本は欧米に比べると、フェアトレード商品の市場は小さく、取り扱っているお店もまだまだ少ないです。

というわけで、これまで数多くのフェアトレード商品を購入してきた筆者が、フェアトレードの商品や、取り扱っているお店を紹介させていただきます。

ぜひ参考にしてみてください。

認証ラベル

「フェアトレード商品を買おう!」

と思ったとき、まずはどの商品がフェアトレードなのかを見極める必要があります。

そして、その商品がフェアトレードなのかどうかを見極めるための印が「認証ラベル」です。

国際フェアトレードラベル機構

ドイツに本部を置くフェアトレード認証機関のFairtrade International(国際フェアトレードラベル機構)。

恐らく国内で最も知名度が高いフェアトレードの認証ラベルです。

日本ではフェアトレード・ラベル・ジャパンが統括しています。

主に製品に対して付与されるフェアトレード認証ラベルです。

世界フェアトレード連盟(WFTO)

アメリカに本部を置くフェアトレード認証機関であるWorld Fair Trade Organization(WFTO)。

日本ではエシカルファッションブランドのピープル・ツリーがメンバーとして参加しています。

主に団体に対して付与されるフェアトレード認証ラベルです。

ただし、認証を受けた企業ならすべての製品に対してラベルが掲載できるわけではありません。

製品に対してラベルを掲載する場合には、別途認証取得をする必要があります。

【関連記事】フェアトレードのマークを解説!4種類の認証ラベルの意味とは?

フェアトレード商品

それでは早速、フェアトレード認証ラベルのある商品を紹介させていただきます。

筆者が特にオススメだと思う商品をピックアップしてあるので、ぜひお買い物の参考にしてみてください!

コーヒー

小川珈琲店

割とどこでも購入しやすいフェアトレードコーヒーといえば小川珈琲店です。

フェアトレードで調達しているだけでなく、有機栽培されたコーヒー豆を使用しているので、生態系にも配慮をしている一品。

焙煎の香りと酸味が強く、フルーティーで爽やかな甘みが特徴です。

アートコーヒー

マックスバリュで購入したアートコーヒーのグアテマラブレンド。

グアテマラ豆とコロンビア豆、2か国のコーヒー豆が使用されています。

甘い香りと上品な酸味爽やかな後味が特徴。

チョコレート

Chocolat Stella

ステラチョコレートは6種すべてFEATRADE認証製品です。

スイスにあるチョコレートメーカーStella Bernrain社は、1991年、世界に先駆けてフェアトレードチョコレートを開発。

それから20年以上に渡り、世界中の農業協同組合との協力関係を築き、現地と直接やり取りをして原料を入手しています。

また、カカオの木の苗を育てるところから、豆を収穫して加工するところまで、その設備や技術の向上を支援。

それが最終的には、原料のカカオ豆の品質向上、製品となったチョコレートの高い品質にもつながっています。

美味しいチョコレートに必要なシンプルな原料だけで仕上げ、乳化剤は使っていません。

チョコレートの味を素直に感じられる、食べやすい味わいです。

ごま油

フェアトレード一番搾りごま油

国内初の香り高いフェアトレード認証ごま油。

ニカラグア共和国にあるデル・カンポ農協の白ごまを香り高く焙煎し、圧搾。

貴重な一番搾りのみを使用しています。

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九鬼
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スパイス

ORGANIC SPICE

農薬や化学肥料などの化学物質を使用せず、自然の力で栽培された安全・安心、かつ品質にこだわりのあるスパイスを使用したエスビー食品の「オーガニックスパイス」シリーズ。

市場より高い価格での購入を保証するとともに、原料の購入数量に応じて、生産者組合に直接フェアトレード・プレミアム(奨励金)が支払われます。

これらのプレミアムは農機具や子どもの教材、共同の水タンクの設置など生活向上のために使われています。

また、有機農法などの技術講習会の実施取組みなどにより有機香辛料の安定調達や環境保全に繋げています。

さらに売上の一部はWWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)に寄付されており、自然保護活動への貢献の一助となっています。

紅茶

ハムステッドティー

ロンドン初となるオーガニック紅茶ブランド「ハムステッドティー」。

動植物の生態系など自然の摂理を活かした有機農法「バイオダイナミック農法」で栽培された紅茶です。

茶葉そのものの風味が感じられる上品な香りと、雑味の少ないすっきりとした味わいが特徴です。

コスメ

ドクターブロナー

ドクターブロナーは「環境」「社会」「動物」という全方位のサステナビリティに配慮しているブランドです。

最も人気商品であるマジックソープは、フェアトレード認証を2つ取得している他、オーガニック認証の3つ、ヴィーガン認証とクルエルティフリー認証を1つずつ取得しています。

私が知っている中でも最も多くの認証ラベルを取得している商品です。

ドクターブロナーがどれくらいサステナブルかといえば、世界遺産から推奨されているレベルです。

グランドキャニオンの公式ガイドラインに

「グランドキャニオンで使用する洗浄料はドクターブロナーのようなものを」

と記載されています。

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タオル

ホットマン

「1秒タオル」で有名なホットマンは国内初の日本製フェアトレードコットンタオルをつくったブランド。

ホットマンのフェアトレードに認証されている商品は、セネガル共和国で育った良質なフェアトレードコットンからつくられています。

最近はセブンアンドアイともコラボして、より一層買える場所が増えました。

「1秒タオル」とは、1cm角に切ったタオルを水に浮かべたときに1秒以内に水中に沈み始めるタオルのことです。

洋服

ヌーディージーンズ

筆者も愛用しているスウェーデンのデニムブランド「Nudie Jeans(ヌーディージーンズ)」。

インド産のコットンを使用している製品に関しては、すべてフェアトレード商品を取得しています。

地球環境にも配慮をしており、ジーンズブランドとして初めて、全デニム製品のオーガニックコットン100%化に踏み切りました。

また、すべてのジーンズは購入時期や購入場所を問わず、永久無料リペアの保証が付いており、長年にわたって着用し続けることができます。

買えるお店

残念ながら、フェアトレード商品を置いてあるお店はまだまだ限られています。

近くのコンビニに立ち寄って気軽に買えるというものではありません。

(もちろんいずれはそうなってほしいものですが!)

というわけで、フェアトレード商品を扱っているお店を紹介させていただきます。

イオン

皆さんが「フェアトレード商品を買おう!」と思い立ったとき、最も身近で買えるお店が恐らくイオンです。

イオンは大手スーパーの中では特にサステナブルな商品展開に力を入れており、フェアトレード商品やオーガニック商品が非常に充実しています。

プライベートブランド「トップバリュ」で、サステナブルな商品に特化した「グリーンアイ」というブランドも展開しています。

成城石井

フェアトレード食品のほか、オーガニックやプラントベース食品が手軽に買えるのが成城石井もよく利用しています。

私が知る限りでは、有名チェーン店の中では取り扱っているフェアトレードチョコレートの種類が最も豊富です。

フェアトレードチョコレートのカカオ豆の産地の記載がなかったので問い合わせたところ、キチンと調べてお返事をしていただいた誠実な対応も素晴らしい!

カルディ

主に輸入食品を扱っているカルディだけあって、海外のエシカルな商品も充実しています。

フェアトレードで、コーヒー豆、あるいは挽きたての粉を買うならやっぱりカルディでしょう。

私は主に、コーヒー豆栽培に携わる女性の支援している「ウーマンズハンドコーヒー」を買うために毎月カルディによっています。

さいごに

フェアトレードの素晴らしいところは、私たち生活者が無理なくアクションを継続し続けられる点にあります。

例えば、「毎月寄附をしよう!」といわれると、なんとなくハードルが高く感じてしまいますよね。

でも、毎日コーヒーを買って飲んでいる人が、いつも買っている商品をフェアトレードに切り替えるだけなら、簡単に継続できますよね。

そして途上国の生産者たちも、一度きりの支援を受けるだけでは不十分で、ビジネスとして成立する方が、生活はより持続可能なものとなるわけです。

持続可能な社会を実現するため、何かアクションを起こしてみたいと思っているのなら、ぜひフェアトレード商品を購入してみてください!

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