ヴィーガンとは?ビーガンのメリットやベジタリアンとの違いを解説

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RYU

生まれも育ちも神奈川県。サステナブル生活2年目。自宅の電気を再エネに切り替えました。フォロワー3万人のInstagramを中心にSDGs、地球温暖化、エシカル消費などの情報を発信するメディア「サステラ」を運営中。

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ヴィーガンとは、動物搾取をしない生活スタイルのことを指します。

ヴィーガンと言われると「肉を食べない人」というイメージを持たれがちです。

しかし、ヴィーガンは動物性食品を食べないのはもちろんのこと、革や毛皮といった動物製品も使用しません

このヴィーガンと呼ばれる生活スタイルは、近年非常に注目を集めています。

そもそも、従来までベジタリアンと呼ばれる菜食主義者は世界中にいたわけですが、なぜあえて違う呼び方をしているのでしょう。

ヴィーガンが注目されている理由、また、ベジタリアンとの違いなどについて、本記事で解説させていただきます。

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ヴィーガンとベジタリアンの違い

ヴィーガンとベジタリアンの最大の違いは「卵・乳製品」です。

ベジタリアンは卵・乳製品は食べるのに対して、ヴィーガンの人は卵・乳製品も食べません

ヴィーガンが注目されている理由

ヴィーガンは動物の命を大切にする人、というイメージだけではその本質を理解することは出来ません。

ヴィーガンはサステナブルな時代にあった生活スタイルであると言われ、世界中で注目されているのです。

サステナブルな時代とヴィーガンがどう関係しているのか、それを紐解く鍵が「SDGs」です。

SDGs

2015年に国連でSDGsと呼ばれるグローバル目標が採択されました。

SDGsとは日本語で「持続可能な開発目標」のことを指します。

地球は今多くの課題を抱えていて、それを世界中で協力して解決しよう、という目標のことです。

SDGsでは環境問題や人権問題まで多岐に渡る目標を掲げています。

全部で17個の目標があるのですが、そのうちヴィーガンは

  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう

といった課題解決に寄与する生活スタイルなのです。

海の豊かさとは魚を大切にしよう、陸の豊かさとは陸に生きる動物を大切にしよう、ということはイメージしやすいと思います。

皆さんが気になるのは恐らく「気候変動」の方でしょう。

ヴィーガンがなぜ気候変動の解決に寄与するのか、その理由をお話致します。

ヴィーガンと気候変動

結論から申し上げますと、畜産は大量の温室効果ガスを排出します。

畜産というより「工業畜産」と言った方が正確ですが。

工業畜産(集約畜産)とは、大量に生産をするために「コスト」や「効率」を最大限に追求した畜産を指します。
放牧して育てるのではなく、動物を屋内でケージの中に閉じ込め、機械的に肥料を与えたりするような生産方法のことです。

どれくらいの温室効果ガスを排出するのかというと、世界の温室効果ガスのうち、全体の14%を畜産が占めます。

14%というと、自動車・飛行機・船舶といった「全ての交通」に関する排出量に匹敵するレベルです。

畜産の温室効果ガスは、牛や豚が食べる飼料の生産・輸送、飼養管理、ふん尿の処理などで排出されます。

さらに、牛肉生産により排出される温室効果ガスの中でダントツに多いのが牛のゲップで出るメタンガス。

牛肉1キロあたり23.1キロの温室効果ガスを排出しますが、そのうち飼料生産が23%、飼料輸送が12%、飼養管理やふん尿処理で11%、そして牛のゲップで出るメタンガスが54%です。

メタンの地球温暖化係数(GWP: Global Warming Potential)は二酸化炭素の約20倍に相当するとされていることを考慮すれば、反すう動物である牛および緬山羊由来の温室効果ガス排出量が大きなウェイトを占めていることが分かる。

引用:温室効果ガス排出削減問題に主体的に取り組む英国の畜産関係団体~畜産部門から環境への影響緩和をめざして~

毎年家畜から放出されるメタンガスの量は石油約1億4400万トンに匹敵し、これは南アフリカ全体に電力を供給するのに十分な量に相当します。

なぜか自動車や火力発電ばかりが叩かれがちですが、実は畜産も立派に温暖化に貢献している種目なのです。

すなわち、人間たちが牛肉や豚肉を食べる量を減らすこと、すなわちヴィーガン人口が増えることは、地球温暖化に歯止めをかけることに繋がるのです。

参照:国連食糧農業機関(FAO)

ヴィーガンのメリット

ヴィーガンになると

  • サステナビリティに貢献できる
  • 健康になれるかも

というメリットがあります。

サステナビリティに貢献できる

すでに説明をした通り、畜産は地球温暖化に大いに関係しています。

2015年に国連で採択されたSDGsでは、国や企業だけでなく「個人」でも頑張ろう、と言っています。

そうは言っても、個人レベルで発展途上国の医療や教育といった問題を解決するのはハードルが高いです。

ボランティア活動をやろう、と言っても仕事で忙しい社会人だとなかなか難しかったりしますよね。

ですから、肉中心の食生活から、野菜や果物中心の食生活に切り替えればいいんです。

最近では代替肉が進化をしてきたりして、ヴィーガンになるハードルも低くなってきています。

もちろん、完全にゼロにする必要はありません(もちろんそれが理想ですが)。

日本人の一人あたりの肉の年間消費量は、豚肉なら12キロ、牛肉なら6キロ、鶏肉なら13キロと言われています。

これをガソリン排出量に換算すると、豚肉だと約40リットル分、牛肉で約60リットル分、鶏肉で20リットル分に相当します。

1週間のうち1日だけでもお肉をやめる人が増えるだけで、地球温暖化の解決に大いなる効果があるのです。

健康になれるかも

ヴィーガンになると、健康になれるかもしれません。

「かも」とは何だ、なんでそんなに曖昧なのかと言うと、私は栄養士でも医者でもないからです。

私は今までサステナブルに関して数多くのドキュメンタリー作品を視聴しました。

その中に、2017年のドキュメンタリー映画「WHAT THE HEALTH」で肉食と健康被害に関する作品があります(ネットフリックスで視聴できます)。

この作品では、糖尿病や乳がんにかかる人の多くは、肉中心の食生活が原因であると、多くの専門家が語っています。

確かに食肉と病気には大いに関係があるっぽいなという感想を抱くと同時に、番組の中では「人は動物性の食品を食べると快楽物質が生成される」と専門家が語っていました。

なるほど、友達や家族とお肉を食べて過ごす幸せな時間も無視できないなと思い、なるべく「健康」というメリットについては中立を保ちたいと思います。

というわけで、ヴィーガンになることのメリットとして、もしかしたら健康になれるかもしれませんが、そこは皆さんの判断に任せたいと思います。

もしヴィーガンになって健康になったよ、逆に体調悪くなったよ、という人がいたら是非コメントで教えてください!

最後に

以上がヴィーガンについての概要、そしてヴィーガンになることのメリットです。

「食」というのは人間にとって非常に繊細な問題であり、人によって多様な価値観がある分野です。

ですから、私は自分と同じ食生活を他人に強要することはありませんし、ヴィーガンの人、肉を食べる人、全ての人の価値観を理解します。

肉を沢山食べていても、発展途上国でボランティア活動をしているなら、それは持続可能な社会に貢献していることになりますから。

SDGsでは「差別をなくす」ことも目標に掲げています。

差別というのは、異なる価値観を認められない姿勢から生まれるものです。

ただ、是非やって欲しいことは、畜産が環境に与える影響などの「事実を知る」ということです。

事実を知った上で、ヴィーガンになる、肉を食べる、という選択をして欲しいです。

そして、なぜそういう食生活をしているか、という説明を人に出来るようになって欲しいです。

それが、サステナブルな社会を目指す地球に生きる人間としての責任だと思っています。

それでは。

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生まれも育ちも神奈川県。サステナブル生活2年目。自宅の電気を再エネに切り替えました。フォロワー3万人のInstagramを中心にSDGs、地球温暖化、エシカル消費などの情報を発信するメディア「サステラ」を運営中。

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