サステナブルファッションとは?意味・素材・ブランドなどを解説します

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RYU

サステナブル生活を送る人たちが集まる「サステラコミュニティ」運営。生まれも育ちも神奈川県。サステナブル生活2年目。フォロワー4万人のInstagramを中心にSDGs、地球温暖化、エシカル消費などの情報を発信しています。

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ファッション業界は多くの闇を抱える業界です。

環境問題や社会問題など、あらゆる闇を抱えています。

そんなファッション業界の抱える問題から産まれたのがサステナブルファッションです。

サスティナブルファッションとは、持続可能性に配慮をしたファッションのことです。

ところでファッション業界はどんな闇を抱えているのでしょう?

そして、どんなファッションのことをサステナブルファッションというのでしょう?

本記事で詳しく解説させていただきます。

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ファッション業界の闇

サステナブルファッションは誕生するべくして誕生したジャンルです。

つまり、従来のファッションは「持続可能ではない」という点を理解する必要があります。

環境問題

ファッション業界は世界で2番目に環境を汚している業界と言われています。

世界で使用される殺虫剤のうち16%、農薬のうち7%がコットンの畑で使用されています。

殺虫剤は土壌の微生物を殺し、土地はやせ細り、生物多様性を損ないます。

農薬は地球温暖化対策に繋がります。

また、一枚のTシャツに必要なコットンの生産に使用される水の量は2,700ℓと言われています。

これからの人口増加を考えると、水不足に繋がる可能性があります。

つまり、今のファッション業界のままでいると、地球は持たなくなってしまうのです。

社会問題

ファッション業界は同じ人間をも苦しめています。

2013年にバングラディシュのラナ・プラザと呼ばれる商業ビルが崩壊し、死者1100人以上・負傷者2500人以上・行方不明500人以上の大惨事が起こりました。

この事故の背景には、洋服の生産量をひたすら最優先し消費者の需要に対応しようと、元々5階だったビルを無理矢理8階建てにした、という背景があります。

コストを下げるために鉄筋を使わない違法な増築を繰り返し、ビルにひびが入っていることを従業員が訴えても強制的に働かされたと言います。

そして建物の強度に問題を抱えながらも労働者をすし詰め状態で働かせ、とうとうビルが崩壊した訳です。

この事件からファッション業界が抱える劣悪な労働環境と不平等な取引が浮き彫りになりました。

サステナブルな素材

環境に優しい素材オーガニックコットン、麻(リネン、ラミー)、リサイクル素材、テンセル・リヨセル、キュプラ、ヴィーガンレザー
環境に悪い素材ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン

オーガニックコットン

  • 殺虫剤や農薬を使用しないオーガニックコットンは、通常のコットンに比べ温室効果ガスの排出量が46%少なく、生産者への健康被害も少ない。
  • コットンの生産に必要な水の量は2,700ℓだが、オーガニックコットンは243ℓのみ。
  • オーガニックコットンを栽培する土地は無肥料・無農薬なので、土壌が二酸化炭素を吸収する機能を持つ。
  • なるべくGOTSやOCSなど認証ラベルがある商品がオススメ。

麻(リネン、ラミー)

  • とても早く自然に生分解される。
  • 人が水を与えなくても自然に降る雨と太陽の光だけで育つ。
  • 収穫した素材のほぼ100%が活用される。
  • 麻の成長は非常に早く、森林の4倍もCO2を吸収する。
  • 農薬、肥料、殺虫剤、除草剤が必要ない。
  • 自然素材の中で最も強度の高い素材。

リサイクル素材

  • 廃棄物などをリサイクルしてできる素材
  • 新たに資源を消費せず、水や電力の消費削減、温室効果ガスの排出削減が可能。
  • 海洋プラスチックのリサイクル素材は、商品を作るたびに海からプラスチックが回収される。
  • adidasやECOALFなどが積極的にリサイクル素材を採用。
  • リサイクル素材の一つREPREVE®は250億本以上のペットボトルをリサイクル。
  • 海洋廃棄物や埋立地から出る廃棄物をリサイクルしたナイロンECONYL®はPRADAやGUCCIなどが積極採用

テンセル®(リヨセル)

  • 再生繊維リヨセルをレンチング社が「テンセル®」として展開。
  • 成長が早く、自然の雨水だけで育ち、CO2吸収量の多いユーカリの木を原料として採用。
  • 必要とされる耕地面積は綿畑の10分の1。
  • 水の使用量はコットンの14分の1程度。
  • 木材パルプを溶かす際に使われる溶剤は自然や人体に無害で、99%を超える回収率で再利用。
  • 堆肥化可能で生分解性を有する。土に埋めると4~5か月程度で完全に自然環境に還る

ベンベルグ®(キュプラ)

  • 再生繊維キュプラを旭化成が「ベンベルグ®」の名でグローバル展開。
  • 綿花を採取した後の種に残った、本来は廃棄される未利用繊維を原料として活用。
  • 腐葉土中で生分解。温度35℃×湿度80%の夏場条件下でベンベルグは約8週間で半分以下に。
  • 燃やしても有害物質の発生はほとんどなし。
  • 生産は水力発電・バイオマス発電などの再生可能エネルギー比率が4割。
  • 生産過程で出る廃棄物のリサイクル率100%

ヴィーガンレザー

  • 動物性の皮革を使わず、天然由来の原料を使い皮革を再現したレザー
  • 動物を搾取することなく生産することが可能
  • 樹皮、キノコ、果物、サボテンなどが原料
  • 自然由来なので土に還る
  • 畜産による温室効果ガスの排出削減や牧草地開拓のための森林伐採をやめることに繋がる
  • Stella McCartney、adidas、VEJAなどが採用
ブランドによって合皮や人工皮革でもヴィーガンと呼んでいる場合がありますが、これらは化学物質が使用され、化石燃料を使い、分解に時間がかかるので環境的には微妙。
サステラは天然素材のヴィーガンレザーを推奨します。

フェアトレード

ファストファッションをはじめ、ファッション業界は人件費の安い途上国で不当に安い賃金で労働者を搾取しているという闇があります。

そうした労働者の搾取に問題意識を持つブランドの中には「フェアトレード」を実践しているブランドもあります。

  • 労働者に正当な対価を支払う
  • 強制労働や児童労働を排除する
  • 農薬の使用に規制をかけて生産者の健康を守る

といった条件をクリアした製品に与えられる認証がフェアトレードです。

レディースファッションのピープルツリー、デニムブランドのヌーディージーンズ、スニーカーブランドのVEJAなどがフェアトレードを導入しています。

注意点

サステナブルファッションの難しいところは、環境に優しい素材が分かっていたとしても、自分の目で見極めることが難しい場合が往々にしてあります。

例えば、オーガニックコットンを使用している洋服があったとしても、洋服のタグには「綿100%」としか書かれていなかったりします。

これの何が問題なのかというと、オーガニックコットンが1%しか使用されておらず、残りの99%は普通のコットンが使われている、なんて可能性があったりするんです。

一応オーガニックコットンがどれくらい使われているのかを見極めるのに便利な「認証ラベル」があったりします。

一定基準以上のオーガニックコットンを使用していることを保証するものです。

ですが、認証ラベルは現状そこまで普及していないので、認証ラベルがある洋服だけ買おうとしたら、かなり選択肢が狭まることになります。

リサイクル素材にも同じような問題があって、仮にリサイクルポリエステルが使用されている洋服でも、品質表示のタグには「ポリエステル」としか書かれていなかったりします。

幸い、「リネン」「テンセル・リヨセル」「キュプラ」については、品質表示のタグにもそのまま明記されるので、見極めが可能です。

ただ、リネンは秋冬物だと採用されているケースが少ないし、テンセル・リヨセル、キュプラについては採用されている洋服がそもそも少ない。

見極め方

じゃあどうやってサスティナブルファッションを見極めればいいのよ、っていう話ですが、私個人としては

「信頼できるブランドを見つけて、基本的にはそこからしか買わない」

ということを徹底しています。

例えばエコアルフって、信頼できるサステナブルファッションブランドですよね。

いや、これは別に私の主観で言っているのではなく、世界3,800社で導入されている「B Corp」という認証を取得しているブランドだから信頼できるんです。

環境や社会問題など持続可能性に配慮をしているサステナブルな企業の証「B Corp」は、合格率5%以下の超厳しい認証制度ですから、合格している企業は大抵信頼できます。

エコアルフのほかにも、パタゴニア、allbirds、VEJAなんかもB Corp認証を取得しているブランドです。

こういうブランドで買い物をするなら、基本的には素材なんか調べるまでもないわけです。

ですから、素材で見極めるというよりも、ブランドで見極める、というのが個人的にはオススメです。

ブランド

O0u

東京
カテゴリーファッション全般
性別メンズ・レディース
エシカルオーガニックコットン、リサイクル素材、CO2排出量・水使用量の開示、トレーサビリティ、アフターリペア、アップサイクル
公式サイトhttps://o0u.com/

サステナブルな素材や製造技術にこだわり、高品質な商品を手頃な価格で提供している国内ブランドのO0u(オーゼロユー)

無農薬製法や省エネ管理を徹底して作られた素材や、ペットボトルや古着から作られる再生ポリエステルや木材から生まれるリサイクル原料を積極的に使用しています。

また、デザインやパターンに3DCG技術を活用することで、商品の企画や制作の過程で作るサンプルの量を抑え、AIによる精度の高い需要予測を活用して無駄な調達、生産そして在庫を削減。

さらに、環境負荷を見える化する指標であるHigg Indexのスコアリングを採用し、O0uでは、CO2排出量ならびに水使用量について開示をしています。

「誰が、どこで、どう作ったかを包み隠さず伝える」ため全商品のトレーサビリティが確保されています。

また、一度購入した商品をできる限り長く使える様に、商品の補正、補修のアフターリペアにも対応しています。

着なくなった商品はO0uで回収する事で、可能な限り多くの商品をアップサイクルにまわします。

不用品を価値ある商品として蘇らせる循環システムを整えていきます。

最近は国内でも色々なエシカルファッションが誕生していますが、素材だけでなく、トレーサビリティや商品の循環にまで配慮しているブランドは現状でO0uくらいです。

rrrrrrrrr(ナインアール)

服を過剰に作らない、人と環境にやさしいサスティナブルファッションブランドrrrrrrrrr(ナインアール)。

あらかじめニーズにあった生地の開発や選定を行い、用途に困らない服を設計することで、最適な生産数を把握し、服を過剰に作らないのが特徴。

原価を下げるための大量生産や、値引きを前提とした大量生産をせず、必要な数だけを生産します。

サステナブルファッションを名乗るブランドでも、ここまで徹底して生産数をコントロールできているブランドはそう多くありません。

デザインもベーシックなものが多く、流行に左右されることなく長く着用できるという点もまたサステナブルなポイント。

また、現在、日本で販売されている服の内、国内で縫製されている服の割合は「2%」ですが、ナインアールは佐賀の縫製工場ですべての服を作っています。

カーボンフットプリントの観点からも生産過程は国内で完結する方がCO2排出量が少なくて済みます。

もちろんオーガニックコットンやリサイクル素材といったサステナブル素材も採用されています。

Kesou

約2,000人のパンプスに関する調査から聞こえてきた

「デザインも履き心地も、両方かなえたい。」

という声を受け、クラウドファンディングにより約400人、600万円の支援を受けて誕生したパンプス。

一般的なパンプスより3割も軽く、素材もやわらかいので、痛くなりにくいのが特徴。

19.5cm~27.0cmの全16サイズ展開で、ほぼ100%の女性の足サイズをカバーしています。

主要素材はすべてペットボトルの再生糸を使用したサステナブル素材を採用。

必要な分だけ生産を行う受注生産なので、無駄な生産・廃棄を避けることが出来ます。

BOODY

オーストラリア
カテゴリーインナー&ウェア
性別メンズ・レディース
エシカル竹素材
公式サイトhttps://www.boody.co.jp/

エコ先進国のオーストラリアで誕生したBOODY。

BOODYのサステナブルなポイントは何と言っても持続可能性の高い植物「竹」の繊維が使われている点。

竹の成長スピードはとても速く、世界で一番早く育つ植物であることがギネス記録に認定されています。

木は成木になるまで10年以上かかりますが、竹は3年程度で成竹になります。

木が成長するスピードよりも木を伐採するスピードの方が上回ってしまったら、これは地球にとって持続可能ではありません。

でも竹なら伐採したとしても、またすぐに生えてきます。

加えて、竹なら生分解性があるので、仮に捨てられてしまっても、プラスチックとは異なり最終的に自然に還ります。

地球とモノづくりという関係性において、とても持続可能性の高い植物が竹なのです。

しかも竹は抗菌・抗真菌力に優れており、防臭効果も高いことから、下着にはピッタリの繊維です。

インナーウェアのブランドとしてスタートしたBOODYですが、数多くのアパレルも扱っています。

また、BOODYは売上の1%が環境保護活動に寄付される「1% for the Planet」に加盟しています。

買い物をするだけで地球環境の保護に貢献することが出来るのです。

最後に

言わずもがな、ファッションには流行り廃りがあります。

新しいトレンドが生まれては消えを繰り返しています。

しかしサステナブルファッションに関しては単なるトレンドではなく、間違いなく今後のファッション業界のスタンダードとなるでしょう。

なぜなら、サステナブルの波が押し寄せているのは何もファッション業界だけではないからです。

例えば電気自動車が単なるトレンドで、数年たったらガソリン車に戻るのか、と言われたらそれはあり得ないことがお分かり頂けるでしょう。

サステナブルというものは、止まることのない世界の潮流であり、逆行することはありません。

サステナブルファッションも全く同じで、環境に配慮する、生産者に配慮する、動物を搾取しない、というのは今後ファッション業界の常識となるでしょう。

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