8000kicksのスニーカーを本音レビュー!履き心地やサステナビリティなど

私はこれまで多くのスニーカーを買ってきました。

10~20代のころは、デザインであるとか、あるいはブランドネームが判断材料でしたから、人気スポーツブランドやスケーターブランドを選ぶことが多かったです。

ただ、30代に突入してからは、デザイン性よりも「スペック」とか「サステナビリティ」を意識するようになったんですよね。

スペックとはつまり耐久性、防水性能、軽量性とかそういう部分です。

サステナビリティは、どれくらい環境に配慮された素材が採用されているか、という点ですね。

ところで、サステナブルなスニーカーを探すのは、意外と苦労しません。

最近じゃ「サステナブル」というキーワードはファッション業界で最もホットなキーワードなので、各社ともサステナビリティは意識しており、選択肢も増えつつあります。

ただ一方で、スペックを満たしていて、かつ履き心地の良いスニーカーとなると、意外と選択肢が多くないんですよね。

スペックを重視すると、あまりデザインが好みではないアウトドアブランドのスニーカーが選択肢に入ってきたりするんです。

そんなわけでここ最近のスニーカー探しはとても苦労してきたわけなんですが、私の求めている条件にドンピシャのスニーカーを見つけたんです。

それが8000kicksです。

もしかしたら聞いたことない、という人も多いかもしれません。

というわけで、本記事では8000kicksというブランドについて紹介し、スニーカーの履き心地やスペック、サステナビリティについても解説させて頂こうと思います。

8000kicks公式サイト

8000KICKSとは?

8000Kicks(エイトサウザンドキックス)は環境保護と高性能スニーカーの両立を目指して誕生したシューズブランドです。

2020年にアメリカでクラウドファンディングを実施し6000万円以上の資金調達に成功、2021年には日本のクラウドファンディングでも600万円以上の支援を受けました。

8000Kicks最大の特徴は何と言ってもヘンプ繊維(麻)を採用している点です。

ヘンプ繊維は、撥水性、耐久性、通気性に優れた天然素材です。

ラバーソールは、ブルームフォーム社と提携し、有害になった藻類ブルームを回収しながら支援する素材を採用。

耐久性とグリップ力があり、環境負荷が低いリサイクル素材です。

アウトドアシーンやカジュアルシーンどちらでも使用できるようなデザイン&軽量化を実現しています。

本国では、労働環境や製造コストを開示し、フェアトレードな取り組みも行っております。

また、二酸化炭素の排出量を相殺するために植林活動もおこなっております。

サステナビリティ

水の使用量が少ない

コットンはTシャツ1枚製造するのに2,500リットルもの水が必要になります。

しかしヘンプは人が水を与える必要がありません。

自然に降る雨と太陽の光だけで育ちます。

無駄なく活用

ヘンプは収穫した素材のほぼ100%を活用することができます。

茎は洋服の繊維や紙に、種子は食品や化粧品として活用されます。

大量のCO2を吸収

植物は成長する際に光合成をして大気中の二酸化炭素を吸収します。

産業用ヘンプは、1ヘクタールあたり22トンのCO2を吸収することができます。

さらにヘンプは年に2回の栽培が可能なので吸収量は2倍です。

世界中の多くの国々は、ヘンプが脅威ではないことを認識し、CO2を吸収する手段としてヘンプの栽培を広く奨励し、栽培農家に炭素クレジットを発行しています。

成長が早い

ヘンプの成長は非常に速く、雑草よりも早く成長すると言われています。

100日で4mm程にまで成長します。

農薬必要なし

コットンは栽培する際に多くの農薬が使用されます。

世界の農薬の6.8%、殺虫剤の15.7%がコットン生産で使用されています。

しかしヘンプはとても成長が早く、害虫に強いという特性があります。

そのため、栽培時には農薬や肥料を全く必要としません。

【関連記事】関連記事:ヘンプとは?特徴やサステナビリティを解説します

レビュー

非常に軽量で、思わず走り出したくなってしまうほどの軽さです。

ただ麻素材の特徴として、履き始めの肌触りは若干硬めです。

ただ、履いているうちに肌に馴染んでフィットしてくれます。

あと、夏服の採用されることの多い麻素材というだけあって、やっぱり通気性が高いですね。

蒸れにくいので、足も臭くなりづらいです。

とにかく強調したいのが撥水性の高さです。

全くと言っていいほど水を吸収せず、驚くほど弾いてくれます。

水滴が靴の上を踊りながら垂れていきます。

ヘンプに限らず、麻ってどれも水に強いんですよね。

例えばアメリカドルには麻の一種であるリネンが含まれていたりします。

あれも、雨に濡れて紙幣が破れるのを防ぐためだったりします。

というわけで、8000kicksは雨の日にこそ積極的に履くことが多いです。

まとめ

以上が8000kicksのレビューです。

余談ですが、スニーカーを選ぶ基準として「ブランドネーム」ではなく、「スペック」や「サステナビリティ」を重視するようになってから、とっても選択肢が狭くなり、商品探しにも苦労するようになりました。

ただ実は、選べる選択肢が多くない方が商品選びが楽しいことに気づけたのは大きな収穫でした。

宝探しのようなワクワクを感じることができます。

条件にドンピシャのスニーカーに巡り合えたときの喜びは格別です。

8000kicksも苦労して探した末にようやく見つけた私好みのスニーカーだったので、デザインやブランドネームだけで買っていたスニーカーに比べると、やっぱり思い入れは大きいですよね。

末永く、いつまでも履き続けていきたい一足です。

時々セールもやっているようなので、ぜひのぞいてみてください。

8000kicks公式サイト

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。