深夜バスで思い出した鶏たちのこと

こんばんは。サステラコミュニティメンバーのYusukeです。

前回の記事では、サステラコミュニティの関西オフ会に参加するために深夜バスに乗りました。

【関連記事】関西オフ会に行ってきました

この記事では、その時に考えることになった工業畜産についてシェアします。

この問題はショックが大きすぎるものなので、この記事では概要だけサクッとお伝えします。

工業畜産を知らなかった方には、考えるきっかけになれたら嬉しいです。

深夜バスで思いを巡らすきっかけ

深夜バスは昼間の時間を有効活用できますし、旅をしている感じがするのも好きでお気に入りの移動手段です。今後もお世話になります!

今回はたまたま、隣に座った方がだいぶお疲れの様子で一晩中眠れませんでした。笑(これは本当にたまたまなので、深夜バスが眠れないわけではありませんよー!👍)

具体的な原因は、特大のいびきと席をまたいで侵略してくる腕です😂

耳栓で音量は下げられても、腕には抗う術がありませんでした。

そんな車内で思い出したのが、当時受講していた全10回のエシカル・コンシェルジュ講座12期、岡田千尋 氏の「地球を分け合う動物たちに配慮する2つの方法」の回で学んだ鶏たちのことでした。

鶏も考える頭と感じる心を持っている

鶏は3歩歩けば忘れるという言葉を聞いたことがあります。

僕もそう信じていましたが、実は全くの誤解でした。

数を数えることも、人の顔を見分けることもできます。

親友を作って毛づくろいをし合ったり、砂浴び(人間でいうお風呂)をしてリラックスしたり、人間と変わらない心のある生き物なのです。

飛べないイメージがありますが、実は天敵から身を守るために高いところに上って眠る習性もあります。

目をそらしてきた食用の鶏たちの生活

僕たちはそんな鶏からお肉や卵を頂いているわけですが、効率的に”生産”するために、僕たちの見えないところでとても酷いことがされてしまっています。

その一つがバタリーゲージという飼育方法です。

鶏を金網の中に入れ、積み上げて飼育する方法です。満員電車ほどの密度で大量に飼育するため身動きが取れず、トイレもなくとても不衛生です。

この飼育方法は、鶏たちが心も体もケガをして病気になるほか、人に対してもコロナのようなパンデミックが生まれるリスクになり、良くないことだらけです。

バタリーゲージは世界中で廃止の流れが起こっており、平飼いや放牧への切り替えがされています。残念ながら日本では90%以上の養鶏場がバタリーケージを採用しているため、スーパーの安売り卵はほぼこの方法で生まれたものです。

窓のない真っ暗な建物の中で飼育されているケースも少なくありません。

似た状況を体験したから気づけた

密度が全く違いますが、狭くて暗い空間で隣の人がぶつかってきて眠れない状況だったので、以上のことを思い出しました。

深夜バスなら自分でカーテンを開けられますし、何より数時間で出られます。トイレもあります。

これ以上にもっともっとつらい環境で一生を過ごした生き物を食べて、健康でいられるとは思えません。

鶏たちの飼育環境を考えることは、人間の健康を考えることだと言えます。

私たちができることを考えたい

卵を買うことや、スーパーや養鶏場を非難したいのではありません👌

間違いを指摘したいのは現状の仕組みです。そして私もあなたも、この仕組みの中に入っています。

多くの方に現実を知ってもらい、一緒に世の中の間違った仕組みを変えていきたいのです。

日本でも選択肢は増えてきています。卵を食べないこと以外にも、配慮された環境で育った鶏の卵や、植物で作られた代替卵も選べます。

近所のお店に「平飼いを置いて欲しい」と伝えることでも変えていくことができます。

最後に

食用の鶏について気になってくださった方は、まずはこちらの動画をおすすめします。▶︎ NPO法人アニマルライツセンター『ケージから救出された採卵鶏のりりの物語

岡田氏のNPO法人アニマルライツセンターのページはこちら

冒頭でもお伝えしましたが、この問題はショックが大きすぎて根深いものです。

検索すれば残酷な映像はたくさん出てきますし、今すぐに解決するのは難しいことです。

一緒に考えてくださる方の心が壊れてしまわないように、慎重かつ効果的に、皆で連帯して解決していけたらなと思います。

動物性のものを使わずに作られたおいしいスイーツもたくさんあるので、そんなお店を探すのも楽しいです。

深刻な問題ですが、効果的に行動するためにシリアスになりすぎず、楽しく解決していきたいです!

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最後までお読みくださりありがとうございました!

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