SDGsの取り組み8選!企業の事例を紹介【2024】

2015年9月25日に国連総会で採択されたSDGs(エスディージーズ)。

SDGsには、貧困、ジェンダー、気候変動など、世界が早急に解決すべき課題が掲げられています。

そして2030年までにSDGsが掲げる目標を達成すべく、世界中の企業がサステナブルな事業に取り組んでいます。

本記事では、SDGsの目標達成につながる事業に取り組んでいる企業を紹介させていただきます。

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サラヤ

出典:https://www.yashinomi.jp/products/yashinomi.html

パーム油生産によって熱帯雨林が破壊されていることが問題視されて設立された国際的な団体であるRSPO。

RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)とは日本語で「持続可能なパーム油のための円卓会議」のことを指します。

そして日本に籍を置く企業として初めてRSPOに加盟したのがサラヤです。

スーパーで売られている商品の半分以上にはパーム油が含まれているといわれていますが、パーム油生産の問題と最も真剣に向き合っている日本企業の一つがサラヤです。

熱帯雨林の保全にも力を入れており、主力商品であるヤシノミ洗剤は売上の1%がボルネオの環境保全活動に寄付されます。

サラヤは環境問題だけでなく、ソーシャルビジネスにも力を入れています。

対象となる衛生商品の売上の1%が、アフリカ・ウガンダで展開するユニセフ手洗い促進活動の支援につながる「100万人の手洗いプロジェクト」を実施しています。

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ユーグレナ

出典:https://www.euglena.jp/karadani/

世界で初めてミドリムシの屋外大量培養に成功した企業ユーグレナ。

ミドリムシは

  • 栄養が豊富
  • 光合成によって二酸化炭素を吸収する
  • バイオ燃料や培養土など幅広い使い道がある

ことなどから、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。

2019年G20サミットにて、ミドリムシ入りのバイオディーゼル燃料の普通自動車での世界初の公道走行を実現。

2021年にはユーグレナのバイオジェット燃料を搭載した民間航空機による初フライトの実現に成功して注目を集めました。

また、主力商品である「からだにユーグレナ」の売上の一部がバングラデシュの子供たちの栄養改善につながる活動に寄付されるなど、ソーシャルビジネスにも力を入れています。

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アディダス

【出典】https://shop.adidas.jp/item/?collection=primeblue

アディダスは2015年、海洋保全NGO「Parley for the Oceans」との提携を発表。

回収した海洋プラスチックごみから新素材を生み出し、商品化することに。

アディダスが展開する大部分の商品で、回収した海洋プラスチックごみのリサイクル素材が使われています。

またアディダスは2024年までに「全ての製品」においてバージンポリエステルの使用廃止を宣言。

2024年までに、すべての製品でリサイクルポリエステル素材を使用することを目指しています。

2020年には世界で最も売れているスニーカーである「スタンスミス」のすべての商品で動物由来の素材を使用しないことを発表したことで注目を集めました。

イオン

出典:https://www.topvalu.net/gurinai/organic/

自然環境の持続可能性を追求する「オーガニック&ナチュラルブランド」のグリーンアイを展開。

農薬を使用しない有機栽培や、生産者に適正な報酬が支払われるフェアトレードなど、認証ラベルを取得した製品が充実。

環境負荷の大きな肉や乳製品を減らし、植物由来の素材が中心の「ベジティブ」シリーズも展開しています。

ファッション分野のサステナビリティにも力を入れており、オーガニックコットンや再生素材などを使ったイオンのエシカルファッションブランド「セルフ+サービス」を展開。

2003年より衣料品の回収をスタートし、現在は36店舗に衣料品回収ボックスを設置しています。

トヨタ

出典:https://toyota.jp/mirai/

トヨタは1997年、ガソリンと電気で動く世界初の量産ハイブリッド乗用車プリウスを展開し、世界のエコカー市場をけん引してきた企業です。

CO2を排出しないバッテリーEVに関しても、2030年までに30車種展開することを発表。

内燃機関でも脱炭素化を実現した「水素エンジン」の開発をするなど、欧米のEV一辺倒とは異なる独自路線も追求しています。

最近では、街の建物は主にカーボンニュートラルな木材で作り、屋根には太陽光発電パネルを設置するなど、環境との調和やサステイナビリティを前提とした街作りを行う、実証都市「ウーブン・シティ」の建設も行っています。

クラダシ

出典:https://kuradashi.jp/

フードロス削減を目指し、まだ食べられるにも関わらず捨てられてしまう可能性のある商品を、おトクに販売しています。

さらに、売上の一部を環境保護・災害支援などに取り組む様々な団体に寄付し、SDGs17の項目を横断して支援しています。

また、B Corpの認証を受けている数少ない日本企業です。

環境や社会へのパフォーマンス、透明性、説明責任、持続可能性において優れた会社に与えられる認証制度が「B Corp認証」。
200点中80点をとると認証を受けられる審査で、実際には5%程度の企業しか審査を通過できないほど厳しい認証です。
2021年3月時点でB Corp認証は74か国、3800社、150産業で導入されており、今もなお増え続けています。

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スターバックスコーヒー

出典:https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/planet/

業界でもいち早くプラスチック削減に努め、プラスチック製ストローから紙ストローに切り替えました。

再生可能エネルギーへの移行も加速しており、2020年12月の開始以来すでに全国約1700店のうち400店舗で切り替えが完了しています。

また、コーヒー豆のエシカルな調達、働きやすい職場づくり、従業員の成長を後押しする企業風土、地域との共生など、「ソーシャル」面でも注目を集めています。

UPDATER

出典:https://minden.co.jp/

日本各地の大小様々な再生可能エネルギーの発電所600か所と契約し、法人および一般家庭向けに再エネ電力を提供する再生可能エネルギー事業会社。

2021年10月より「みんな電力」から「UPDATER」に社名を変更しました。

野菜のように、電力の生産者が分かり、そのストーリーを感じることができる、「顔の見える電力」がコンセプト。

電気料金の一部が、地域や産業の創生にチャレンジする発電者に届き、再生可能エネルギーの発展や、CO2排出量ゼロの社会につながります。

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