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ユーグレナとは?商品の効果や企業のサステナビリティについて解説

ユーグレナとは、日本語でいうところのミドリムシのことを指し、植物と動物両方の性質を持った微細藻類です。

ミドリムシといっても昆虫とは全く異なり、ワカメやコンブなどと同じ「藻」の仲間です。

そして、そんなミドリムシを培養して健康食品からバイオ燃料にいたるまで商品展開をしている企業が株式会社ユーグレナです。

海外でユーグレナといったら生物としてのミドリムシのことを指しますが、日本でユーグレナといったら、ユーグレナ社、あるいはユーグレナ社が展開する商品のことを指します。

創業の背景

社長の出雲氏が学生時代に訪れたバングラデシュで、栄養不足に悩む子どもたちを目の当たりにしたことがユーグレナ社創業のきっかけ。

「彼らが健康に生活できるような栄養源をみつけたい」という思いから出雲氏が出会ったのが、豊富な栄養素をバランスよく持つ微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)なのです。

大量培養に成功

2005年の夏時点で、ミドリムシを培養できる量は一ヶ月で、わずか耳かき一杯分が限界でした。

あまりの栄養価の高さゆえに、培養してもすぐにバクテリアやプランクトン、虫に食べられてしまうからです。

しかし、2005年12月16日に66キロもの培養に成功。

世界で初めてミドリムシ屋外大量培養に成功した瞬間です。

2017年4月の時点では、年間で最大160トンの生産能力を持つまでになりました。

栄養不足を解消

ユーグレナ商品の売上の一部を協賛金として、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナ入りクッキーが無償で配布される仕組み「ユーグレナGENKIプログラム」を展開。

これまでユーグレナクッキーが配布された数は累計1,000万食以上。

GENKIプログラムの効果を測定するため、2016年4月からは血液検査・身体測定を開始し、今後も継続予定。

目標は1日100万食配布。

貧困解消と食糧供給

バングラデシュは国民の大半が農民にも関わらず、多くの農民が貧困の状態。

一方、日本は「もやし」の原料として欠かせない緑豆の100%を海外からの輸入に依存。

ユーグレナの「緑豆プロジェクト」は、バングラデシュの農民が育て、日本の技術で緑豆の生産性を安定的に向上させ、日本に供給しようというプロジェクト。

バングラデシュには雇用創出や農業技術の習得による貧困解消、日本には食料供給の安定化、双方にメリットがあるプロジェクトなのです。

18歳以下のCFO

「未来のことを議論する場に、未来の当事者がいないのはおかしい」

という考えから、ユーグレナ社では2019年以降、18歳以下のCFO(最高未来責任者)を採用開始。

ユーグレナ社が既存ペットボトル商品の全廃と、一部商品におけるプラスチックストローの有無を消費者が選択できるようにする施策の実行を決定したのは、17歳のCFOとその仲間たちの提案によるもの。

脱炭素社会の実現に貢献

ミドリムシは光合成によって大気中の二酸化炭素を吸収するため、ミドリムシを培養すること自体が地球温暖化対策に大きく貢献します。

さらにミドリムシは、体内に「油をつくる性質」を持つため、バイオ燃料をつくりだすことが可能です。

2019年G20サミットにて、ミドリムシ入りのバイオディーゼル燃料の普通自動車での世界初の公道走行を実現。

2021年にはユーグレナのバイオジェット燃料を搭載した民間航空機による初フライトの実現に成功。

日本のサステナビリティを先導

ユーグレナは2018年、環境分野で世界に後れを取る日本が、世界と肩を並べ、日本をバイオ燃料先進国にするために「GREEN OIL JAPAN」を宣言。

バイオ燃料を日本中に広げ、バイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げ、現在27の企業や自治体などが賛同しています。

文字通り日本のサステナビリティを先導しているのがユーグレナという企業なのです。

商品の効果

ユーグレナ社は健康食品として「からだにユーグレナ」を展開しています。

バイオ燃料や培養土などいろいろな使い道があるものの、ユーグレナ社はまず食品としての「栄養」に着目し、培養への道を歩み始めたわけです。

ですから、私たち消費者がミドリムシの魅力を知るのに最も最適な商品がからだにユーグレナです。

筆者もからだにユーグレナを愛飲しています。

栄養素

動物と植物の両方の性質を備えているミドリムシは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、59種類もの栄養素が含まれています。

また、成人の必須アミノ酸すべて(9種類)がバランスよく含まれており、人間が生きていくために必要な栄養素の大半を、ミドリムシは含んでいます。

消化吸収

出典:https://www.euglena.jp/whatiseuglena/

野菜の場合、野菜は硬い細胞壁があり栄養素が吸収されづらいのです。

しかしミドリムシの場合、吸収を妨げる細胞壁がないため栄養素を消化吸収しやすいです。

パラミロン

ミドリムシは、他の生物にはない特有成分パラミロンを多く含んでいます。

キノコなどに多く含まれるβ-グルカンの一種です。

食物繊維であるパラミロンは、健康への応用が期待され、多くの学者や専門家が研究を進めている注目の成分です。

最後に

ユーグレナは健康食品などの売上をバイオ燃料事業への投資に回しています。

つまり、私たちがユーグレナ商品を買うことは、私たちもサステナブルな未来に投資をしているのと同じことです。

自分が健康になりつつ、バングラデシュの子供たちも健康になり、さらには環境問題の解決にも貢献できる…それがユーグレナの商品です。

買い物は投票!ユーグレナの商品を買ってサステナブルな未来に一票を投じませんか?

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