世界で2番目に環境汚染に繋がっているファッション業界。
そんな現状に鑑み、ここ最近は数多くのブランドが地球環境に配慮をしたサステナブルなアイテムを展開しています。
特にサステナブルな旋風が起こっているアイテムがスニーカーです。
おそらくスニーカーブランドでサステナブルなモデルを展開していないブランドはないと言っても過言ではありません。
そんな、サステナブル旋風が巻き起こるスニーカー業界にスポットをあて、本記事でブランドごとにモデルや素材などの情報をまとめてみました。
ぜひ購入の参考にしてみてください。
8000kicks
サステナブル素材 | ヘンプ |
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モデル | Explorer V2.0 |
公式サイト | https://8000kicks.jp/ |
環境保護と高性能シューズを目指すブランド8000KICKS。
プラスチックによる環境汚染を懸念し、「天然素材でもより良いスニーカー製品が作れられることを証明したい」という思いから、最初のモデル「Explorer」が誕生。
8000KICKSは、吸収性が低く撥水効果を備えた天然のヘンプ繊維を採用しています。
ラバーソールは、ブルームフォーム社と提携し、有害になった藻類ブルームを回収しながら支援する素材を採用。
耐久性とグリップ力があり、環境負荷が低いリサイクル素材です。
アウトドアシーンやカジュアルシーンどちらでも使用できるようなデザイン&軽量化を実現。
ヘンプの水の使用量は綿の5分の1以下です。
また、カーボンプリセットにおいては、ポリエステルや綿と比べてCO2排出量を軽減しています。
さらにヘンプは大気のCO2を吸収し農薬も使用していないため、環境保護に優れている繊維であることが分かります。
8000KICKSの工場では再生可能エネルギーを採用しています。
ヘンプ農家へのサポートや工場で働く労働者への給与など適正な取引を行っており、環境保護だけでなく労働問題への取り組みも行っています。
Explorer V2.0
Explorerは、8000Kicksによって開発された初めての麻の靴のモデルです。
筆者も絶賛愛用中です。
とても軽く、フィット感もバツグンで、ヘンプという素材の特性から非常に耐久性が高いです
そして特筆すべきは撥水性の高さ。
面白いくらい水を弾いてくれるので、雨の日にも大活躍です。
これまでに製造された中で最も環境に優しく、耐久性があり、快適なスニーカーを実現するために、ポルトガルでデザイン・設計されました。
ミニマリストでありながら、屋内でも屋外でも、あらゆるシーンに対応できるスタイリッシュなデザインです。
【関連記事】8000kicksのスニーカーを本音レビュー!履き心地やサステナビリティなど
RALLY ROUND
サステナブル素材 | 竹、廃材、コルク |
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公式サイト | https://rallyround8.com/ |
90年シューズを作り続けてきた日進ゴムが展開する、サステナビリティと快適な履き心地を両立させたスニーカーブランド。
アッパーには通気性の良い、コーヒーフィルターをアップサイクルした植物由来のテキスタイル「Cafetex」を採用。
通気性が良く軽量なシューズアッパー用の織布をコーヒーフィルターの製造工程で出る廃材から開発。
ソールには、快適でアースフレンドリーな「Bambrub」を採用。
軽量で屈曲性の良いソール素材を石油由来のクッション材の代わりに日本の竹と天然ゴムで実現。
通常のゴムと比較し比重にしては10%少なく、植物由来94%を達成。
インソールにはポルトガルで大切に育てられた天然コルク材をふんだんに使用。
軽量なだけでなく、履くたびにその人の足を型取っていきストレスフリーな靴を生み出す大切なパーツに。
VEJA
出典:https://www.veja-store.com/
サステナブル素材 | オーガニックコットン、リサイクル素材、ヴィーガンレザー |
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モデル | V-10 / V-12 / V-15 / Esplar / Campo / Urca / Recife / Rio Branco / Nova / Condor 2 / Condor / Marlin / Roralima / Venturi / V-Lock / SDU / Rick Owens / Vegan / ChromeFree |
2005年にフランスで設立されたサステナブルスニーカーブランドVEJA(ヴェジャ)。
ブランド名のVejaはポルトガル語で『見る』という意味で、「生産されたシューズの向こう側には何があるのかを”見る”」という意味が込められています。
オーガニックコットン、リサイクル素材、バイオ由来のヴィーガンレザーなど、すべてのモデルでサステナブルな素材を採用しています。
ヴェジャは素材の調達方法にもこだわり、介業者を介することなく生産者組合と直接やり取りする「フェアトレード」を実践しています。
VENTURI
筆者が1年以上愛用しているヴェジャのアップサイクルシリーズ「VENTURI」。
文字通りヘビロテしまくってます。
B-メッシュとは、リサイクルペットボトルを原料としたVEJA独自の素材。
なんと1足のスニーカーにペットボトルが3本も使用されているのです。
優れた通気性と撥水性を兼ね備えた、アップサイクルによるスマートファブリックです。
履いたときのグリップ感、地面を踏んだときのクッション性は良好。
ナイキエアフォースワンみたいな幅広系のスニーカーが好きな自分はストレスなく履けました。
V-10
エコロジカルで持続可能な素材で作られたV-10モデルはヴェジャ10年の愛を象徴しています。
V-10で使用されている革はリオグランデ・ド・スルの農場から来ています。
それはREACH基準に従ってブラジルでなめされています。
なめし工程では、水の使用が考慮されています。
VEJAの革を供給しているタンナーは、レザーワーキンググループのL.W.G.ゴールド認証を受けています。
- ゴムと米の廃材で作ったロゴV(22%)
- オーガニックコットン100%のレース
- 裏地:オーガニックコットン33%、ペットボトルリサイクル67%
- サトウキビ(34%)、アマゾンゴム(11%)、オーガニックコットン(11%)&リサイクルE.V.A.(8%)を使用したインソール
- 59%がバイオソースとリサイクルされたアウトソール:アマゾンのゴム(24%)、米の廃棄物(23%)とリサイクルゴム(12%)
adidas
サステナブル素材 | リサイクル素材 |
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サステナブルモデル | PRIMEBLUE / FUTURECRAFT.LOOP / スタンスミス / FUTURECRAFT.FOOTPRINT / SUPERTURF ADVENTURE SW / |
筆者が初めて買ったサステナブルスニーカーがアディダスです。
アディダスは新作のスニーカーであれば大抵サステナブルな素材が使われてます。
アディダスは2015年、海洋保全NGO「Parley for the Oceans」との提携を発表。
回収した海洋プラスチックごみから新素材を生み出し、商品化することに。
そして2020年には定番スニーカーのスタンスミスの全製品で動物由来の素材を使用しないヴィーガン設計に切り替えることを発表。
レザーを使用した旧モデルについては在庫がなくなり次第、販売終了となります。
また、2024年までにアディダスすべての製品でバージンポリエステルの使用を廃止し、リサイクルポリエステルに切り替えることを目指しています。
2021年にはすでに再生ポリエステルの使用割合が60%を超えました。
まとめると
- 新作のスタンスミスは基本サステナブルスニーカー
- 「VEGAN」「ビーガン」という表記があるスニーカーはサステナブルスニーカー
- PRIMEBLUEという表記があるスニーカーは海洋プラスチックゴミのリサイクル素材が使われている
- PRIMEGREENという表記があるスニーカーもリサイクル素材が使われている
- アディダス全製品の60%以上はそもそもサステナブル
こんな感じです。
他のブランドのように「このモデルはサステナブルスニーカー」とかではなく、すべての商品をサステナブル仕様に全面移行しているあたりに、アディダスの本気度がうかがえます。
FUTURECRAFT.LOOP
FUTURECRAFT.LOOPプロジェクトは、何度も再生するために設計されたアディダス初のランニングシューズ。
プラスチック廃棄問題への取り組みを目的としており、原材料を何度でも再利用できるループ、循環型生産プロセスを可能にしています。
さらにペットボトルやエコバッグなどではなく、新たなランニングシューズに生まれ変えるのです。
シューズが最初の寿命を迎えてアディダスに返却されると、製品は洗浄され、ペレットに粉砕され、新しいシューズのコンポーネント用の素材として溶かされます。
2020年からはスタンスミスのすべてのシリーズで動物由来のレザーを廃止し、リサイクル素材に切り替わりました。
またオールバーズとコラボしたFUTURECRAFT.FOOTPRINTは市場最も二酸化炭素排出量の低いスニーカーとして話題になりました。
【関連記事】海洋プラスチック問題とは?原因と対策や世界の現状を紹介
SAYE
出典:https://global.sayebrand.com/
サステナブル素材 | リサイクル素材、ヴィーガンレザー |
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モデル | M-89ビーガンバイオベース / M-89ビーガンサボテン&マンゴー / M95リサイクル |
公式サイト | https://global.sayebrand.com/ |
スペイン発のスニーカーブランドSAYE(セイ)。
スニーカーが1足売れるたびに2本の木が植えられます。
つまり、ネット通販で購入しても宅配時に排出されるCO2は相殺(カーボンオフセット)される仕組みです。
SAYEはこれまでに165,550本の木を植えました。
そのうち132,994本はザンビアで、30,326本はインドで、1,982本はオーストラリアで、248本はアマゾンで植えられました。
M89 Veganシリーズでは、廃棄された衣類や消費者が使用した後のペットボトル、自動車工場から残ったポリウレタンPU、大工さんから回収した木材チップなどをリサイクルした素材が採用されています。
M89 Vegan Coloresコレクションにはコーン・ヴィーガン・レザーを採用。
29%のトウモロコシの廃棄物と71%のバイオベースのポリウレタンで構成されており、生分解性もあります。
また、ライニングには成長が早く持続可能性の高い「竹」を採用。
M89 Vegan
こちらも私が愛用しているSAYEのヴィーガンスニーカー。
同封されている説明書、なんと土に埋めて水をやるとトマトが栽培できます。
買うだけで木が2本も植えられて、トマトも作れるなんて、もはやスニーカーという域を超えてる商品です。
allbirds
サステナブル素材 | メリノウール、バイオマス素材 |
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モデル | Wool Runners / Wool Runner Mizzles / Wool Runner-up Mizzles / Tree Dashers / Tree Runners / Tree Loungers / Wool Pipers / Tree Pipers / Wool Loungers / Tree Skippers / Tree Toppers / Wool Dasher Mizzles / Wool Runner Fluffs / Wool Lounger Fluffs / Tree Dasher Relay |
公式サイト | https://allbirds.jp/ |
熱心な環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオが出資をしたことで話題になったサステナブルなシューズブランド「allbirds(オールバーズ)」。
シューズの素材にはメリノウール、ユーカリ、サトウキビなど持続可能な素材が採用されています。
また、商品の製造過程で「どのくらいのCO2を排出しているか」という表示をカーボンフットプリントと呼び、オールバーズはすべての商品にカーボンフットプリントを明記しています。
一般的なスニーカーのカーボンフットプリントは「12.5kg CO2e」、オールバーズは平均「7.6kg CO2e」のカーボンフットプリントを排出します。
Wool Runners
Wool Runnersは内側は肌触りが良く、外側は耐久性に優れています。
またZQメリノの高い基準をクリアしたものだけを使用しており、地球にも人にも優しい素材です。
ブラジルのサトウキビから生まれたSweetFoam®は、世界初のカーボンネガティブグリーンEVAで作られています。
石油を使う場合と比べてCO2排出量が少ないヒマシ油と、ZQメリノウールを採用。
クッション性、吸湿性、防臭性に優れたインソールです。
靴ひもは、100%再生ポリエステルで作られています。
ペットボトル1本が、靴ひも2本に生まれ変わるのです。
Wool Runnerは、天然素材の使用をはじめとした持続可能な活動により、カーボンニュートラルを実現しました。
カーボンフットプリント排出量は9.9 kg CO2e。
ekn
サスティナビリティを“クールに” 世界に伝えることへの情熱と、エッジの利いた独自のスタイルへのこだわりを背景とし、2015年に立ち上がったドイツ生まれのフットウェアブランド。
“ekn”(エクン)は、トルコ語で『種』を意味する“ekin”に由来します。
eknは『優れたアイデアの種まき』を意味し、新しく、素晴らしい、持続性のある何かが育つようにといった願いがブランド名に込められています。
スニーカーはすべて、ポルトガルの熟練した靴職人による100%ハンドメイド。
素材には、最高級のバイオロジカルマテリアルを調達し、染色には、植物由来の染料を採用しています。
製造工程では、有害な化学物質や重金属の使用を一切行っておりません。
「ビーガン」シリーズでは、すべて通気性のあるリサイクル素材と厳選されたプレミアムコットンを使用しています。
さらに、PETA認証を取得しており、原則として、短い流通経路で調達できる地域から原材料を調達し、リサイクル素材の使用やグリーン電力の活用に努めています。
ECOALF
サステナブル素材 | リサイクル素材 |
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モデル | ELIOT GRAPE / JONIC / PRINCE / LOST COLORS / MALIBU / SANDFORD / ACT NOW! / REIRA / NOTAS / SHAO / SIA / BORA / OREGON / OHIO / SEATLE / CANCUN / CHRONOS |
公式サイト | https://ecoalf.jp/ |
すべてのアイテムを再生素材や環境負荷の低い天然素材のみで作っている、スペインのサステナブルファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」。
ブランド自らが海のゴミを収集し、ペットボトル、タイヤ、魚網などを独自の技術でリサイクルして生地を開発し、ウェアをつくっています。
「服を売るために環境にも配慮する」という発想のブランドが多い中、ECOALFは「地球環境を守るために服を売る」という、斬新でサステナブルな発想が特徴です。
エコアルフ財団はこれまでに500トン以上のゴミを地中海の海底から回収しています。
PATRI
出典:https://ecoalf.jp/products/detail/258
ペットボトルからのリサイクルポリエステル糸と、植物由来のソロナからなるサステナブルな素材。
機能性に優れており、耐水・はっ水性を備えているので、多少の雨であれば安心です。
アウトドアユースとしても評価の高いイタリアのVibram(R)ソールとコラボレーション。
リサイクルラバーをベースにしたソールは、グリップ力、優れたトラクションとクッション性を実現しつつも、驚きの軽量な仕上がり。
モダンでファッション性の高いデザインなので、タウンユースのスニーカースタイルに最適です。
Stella McCartney
出典:https://www.stellamccartney.com/jp/ja/
サステナブル素材 | ヴィーガンレザー、リサイクル素材、ECONYL® |
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モデル | ループ レースアップ / エプリクス / リクリプス |
公式サイト | https://www.stellamccartney.com/jp/ja/ |
ポール・マッカートニーの娘であるステラ・マッカートニーが2001年に設立したブランド「Stella McCartney」。
両親と同じくステラ自身が厳格な菜食主義者であったため、ブランド設立当初からファーやレザーなど動物性の素材は一切使用していません。
サステナブルが叫ばれる昨今、例えばリアルファーを使わない「ファーフリー宣言」をしているブランドが続々と増えています。
しかし、そんな時代の流れと関係なくステラマッカートニーはブランド設立当初からファーフリーを実践している正真正銘のエシカルファッションブランドなのです。
特徴はすべてのシューズが、徹底したクルーエルティフリーの精神のもとに、皮革以外の素材で作られている点。
もちろん動物への配慮だけでなく、リサイクル素材など環境に配慮したサステナブルな素材も使われています。
リクリプス
レクリプスはサステナブルで革新的なラグジュアリースニーカー。
ヴィーガン、リサイクル、植物由来の素材を100%使用しています。
循環型モデルを目指し、ライニングにECONYL®再生ナイロンを採用。
アッパーにリサイクルポリエステルを使ったスタイルもあります。
全てのモデルは植物由来、再生可能な素材を使用したトラクターソールを備えています。
NIKE
サステナブル素材 | リサイクル素材 |
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モデル | スペースヒッピー / コズミック ユニティー / クレーター インパクト |
公式サイト | https://www.nike.com/jp/sustainability |
Move to Zero
二酸化炭素の排出量をゼロにすることを目指し、スポーツの未来を守るナイキの取り組み「Move to Zero」。
Move to Zeroの具体的な目標としては、2030年までにブランドのサプライチェーンにおいて炭素排出量を30%削減し、2050年までに所有施設と運営施設で100%再生エネルギーで稼働すること。
素材については、全てのフットウェア生産過程から生まれた廃棄物の99%を再利用しています。
また、世界で年間10億本以上を廃棄されているペットボトルは、ジャージやフライニットシューズのアッパーに使う糸として活用されます。
廃棄物やシューズのリサイクルプログラム「Reuse-A-Shoe」と「ナイキグラインド」によって、陸上のトラックや遊技場の路面などが作られます。
コンバース
出典:https://shop.converse.co.jp/shop/pages/eclab.aspx
サステナブル素材 | リサイクル素材、フードテキスタイル |
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モデル | e.c.lab |
公式サイト | https://www.asics.com/ |
e.c.lab
環境に配慮したエコ素材を採用したコンバースのサステナブルなシリーズ「converse e.c.lab(コンバース イーシーラボ)」。
コンバース イーシーラボでは、サステナブルスニーカーとしておなじみのリサイクル素材だけでなく、廃棄予定の食材を染料として活用したスニーカーなど、多様なサステナブルなアプローチをしているのが特徴。
JACK PURCELL FOOD TEXTILEでは、廃棄予定の食材等を染料として再活用するプロジェクトブランド「FOOD TEXTILE」の生地をアッパーに採用。
JACK PURCELL OEHLER CF-SUEDEではドイツ老舗のレザータンナー「オーラー社」の革をなめす際にクロムを使用しないクロムフリースエードをアッパーに採用。
ALL STAR OLIVE GREEN LEATHER HIではオリーブの落ち葉のエキスでなめしたスペインのオーガニックタンニンレザーをアッパーに採用。
ALL STAR PET-CANVAS OXではペットボトルゴミを回収し、再利用したリサイクルポリエステル100%のキャンバス素材をアッパーに採用。
PUMA
サステナブル素材 | リサイクル素材 |
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モデル | FirstMile / Re.Gen |
公式サイト | https://jp.puma.com/ |
FirstMile
2020年から「プーマ(PUMA)」と「ファーストマイル(FIRST MILE)」は、リサイクルプラスチックから生まれたサステナブルなスポーツウェアコレクション「PUMA X FIRST MILE」を共同で開発。
「ファーストマイル」は世界中のブランドと協力して、責任を持って回収されたリサイクルポリエステルを調達しています。
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Re.Gen
また2021年に誕生したプーマの「RE.GEN」コレクションは、産業廃棄物を削減し、再利用することで環境への影響を減らすことを目的としています。
失われたりダメージを受けたものを再作成、修復するという、再生の精神にインスパイアされたシリーズです。
自社製品の生産過程で生まれる廃棄物やその他のリサイクル素材を使用しています。
Reebok
サステナブル素材 | 植物由来素材、リサイクル素材 |
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モデル | FOREVER FLOATRIDE GROW / Floatride Energy Grow / ナノX1ビガーン |
公式サイト | https://reebok.jp/ |
FOREVER FLOATRIDE GROW
リーボックは2020年に植物由来素材を原料とした高機能性ランニングシューズ「FOREVER FLOATRIDE GROW」を発売。
ミッドソールには、積水化成品工業株式会社により開発された、高いクッション性と反発性をもたらす、植物由来の「エラスティルBIO」という素材を採用しています。
このミッドソールは、持続可能な方法で栽培された唐胡麻(キャスタービーン、ひまし)から製造され、オリジナルモデルである「FOREVER FLOATRIDE ENERGY 2 (フォーエバー フロートライド エナジー2)」と同等のパフォーマンス性と軽量クッション性を維持することを実現しました。
また、サスティナブルな形で調達され、最後には自然に生分解されるユーカリを原料としたアッパーは、丈夫さと通気性を兼ね備えています。
ソックライナーには、侵入性増殖が進む地域から収穫されたブルーム藻を用いており、天然の防臭効果があります。
加えて、柔軟性、耐久性ならびに反発力に富んだ天然ゴムのアウトソールは、一般的な高機能性フットウェアに採用されている石油ベースのゴムではなく、天然ゴムの木からサスティナブルな方法で調達されています。
Floatride Energy Grow
2021年4月には、環境問題に配慮したサステナブルな新たなパフォーマンスモデル「Floatride Energy Grow(フロートライド エナジー グロウ)」を発表。
原材料に植物などの天然由来素材を50%以上使用した商品開発製造を行う、“[REE] GROW(リーグロウ)”というコンセプトのもと開発されたモデル。
今作は、ユーカリを原料としたアッパーを再設計して、耐久性と通気性はそのままに、より高いフィット感と軽量化を実現。
また、唐胡麻を原料に開発された素材“エラスティルBIO”を使用したミッドソールにも改良が加えられ、軽量ながら高い耐久性と反発力を持つクッショニングを実現しました。
VANS
サステナブル素材 | オーガニックコットン、天然ゴム、ジュートレース、コルクライニング |
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モデル | VANS Eco Theory / PLANET IN MIND |
公式サイト | https://reebok.jp/ |
VANS Eco Theory
Vans Eco Theory Collectionは、自然や社会の生態系への悪影響を最小限に抑えプラスの効果をもたらすよう、定番シューズを一から作りなおしたシリーズです。
このコレクションでは、オーガニックコットン、新しいEco Vans天然ゴム、ジュートレース、コルクライニングのフットベッド、水性インクと接着剤を使用して、サーフクラシックのAuthentic、Slip-On、Style 36 Decon SFが再構築されています。
Eco Theory Authentic SFは、ブラックチェッカーボード、ナチュラル/ダブルライトガムの2色展開で、昔からの人気カラーをよりサステナブルにしたモデルです。
100%コットンのアッパーには、健全な土壌、生息地、労働者をサポートすること、を目的とした認証基準に従った農場で有機栽培されたコットン繊維を使用しています。
Authentic SFのシューレースには天然のジュート繊維を使用し、UltraCushフットベッドは天然コルクのトップシートを使用。
アウトソールには、石油由来のゴムではなく、天然ゴムを使用したまったく新しいECOラバーコンパウンドを採用しています。
ECOラバーは、自然や社会全体の生態系への悪影響を最小限に抑え、プラスの効果をもたらす、実証済みの倫理的かつサステナブルな活動を行っている供給元から調達されています。
New Balance
出典:https://shop.newbalance.jp/shop/
サステナブル素材 | オーガニックコットン、天然ゴム、ジュートレース、コルクライニング |
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モデル | W1400 / W992 / W5740 |
公式サイト | https://reebok.jp/ |
ニューバランスのMade in U.S.A.カテゴリーの「M1400」、ブランド100周年の時に誕生した「992」、2021年の新作モデルとして注目の「57/40」からサステナビリティをテーマとした限定シューズが登場しました。
それぞれアッパーの随所に再生素材を採用し、アウトソールも再生材を一部含む天然ゴムのガムラバーを採用されています。
W1400
1985年発売「1300」の後継モデルとして開発されながらも当時の技術では量産できず一時は販売を断念し、1994年にようやく発売となった歴史をもつ「1400」。
アッパーには天然素材、ライニングには工場で発生する繊維くずを新たに使用可能な素材に変えたニューバランスの独自素材「スピンネックス」を使用しています。
W992
2006年にブランド誕生から100年を記念して誕生した「992」。
Made in U.S.A.ならではの風格を漂わせるフォルムを、サステナブルのコンセプトのもとアッパーに天然素材と工場から出る繊維くずを使用可能な素材に変えたニューバランス独自素材「スピンネックス」を採用しています。
W5740
1988年に登場したオフロードシューズ「576」のDNAを引き継ぎ登場し、ブランドのアイコニックモデル「574」を90年代の流線的なイメージにモダナイズした「57/40 (フィフティセブンフォーティ)」。
環境にやさしいクロムフリースエードやリサイクル素材を採用しています。
オニツカタイガー
出典:https://www.onitsukatigermagazine.com/store/user_data/news_ecobember.php
サステナブル素材 | リサイクル素材、オーガニックコットン |
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モデル | ECOBEMBER PACK |
公式サイト | https://www.onitsukatigermagazine.com/store/ |
ECOBEMBER PACK
オニツカタイガーを代表するモデル「MEXICO 66」「GSM」「TIGER CORSAIR」から、環境に配慮した素材を採用した“ECOBEMBER PACK”が誕生。
アッパーには、従来廃棄されていたカウレザーの繊維を再形成し、表面にコーティングを加えたリサイクルレザーを使用。
また、リサイクルポリエステルを使用したシューレースやオーガニックコットンを使用したインナーソールなど環境に配慮した素材が採用されています。
アシックス
出典:https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/sustainability
サステナブル素材 | リサイクル素材 |
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モデル | Earth Day Pack |
公式サイト | https://www.asics.com/ |
Earth Day Pack
アシックスは、不要になった衣類や工場内で出た繊維ごみから作られたリサイクル糸を採用したシューズ「Earth Day Pack(アースデーパック)」を展開。
「Earth Day Pack」は、廃棄される衣類の活用、石油由来材料の使用量削減などサステナビリティの観点から企画されたシリーズ。
リサイクル糸はおもにアッパーに使われており、「Earth Day Pack」全体で2万5000枚のTシャツに相当する約5トンのリサイクル素材を使用しています。
中敷には、生地を製造する際にあらかじめ原料自体に着色する染色技術「ソリューションダイ」を採用したメッシュを使用。
「ソリューションダイ」とは、糸の原料に着色料を投入してから生地を製造する技術で、生地を染色する従来プロセスと比較し、材料製造時の水使用量とCO2排出量を大幅に削減することができます。
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