ナプキンといえば、人生の長い間、肌に触れるモノ。
何を選ぶかはとても重要です。
そして最近では、オーガニックナプキンを選ぶ人が増えています。
肌に優しいだけでなく、環境にも優しいからです。
しかし、通常の紙ナプキンと比べてどう優れているのか?
逆にデメリットはないのか?
という点は、おそらく皆さん気になる部分でしょう。
というわけで、本記事ではオーガニックナプキンのメリットとデメリットについて解説させていただきます。
また、おすすめの商品についてもいくつかピックアップしております。
あわせて参考にしてみてください。
メリット
肌に優しい
通常の紙ナプキンに比べ、オーガニックコットンのナプキンはかぶれにくいです。
コットンと言えば、人が肌に触れる素材としては最もなじみのある素材ですからね。
特にデリケートゾーンは皮膚が薄い部分なので、肌触りの良し悪しは重要です。
加えて、通常の紙ナプキンは吸水率の高さゆえ、通気性が悪いので蒸れやすいです。
一方のオーガニックコットンは通気性の高さも魅力の一つ。
蒸れによるデリケートゾーンのかぶれが気になる人、肌が弱い人はオーガニックナプキンを選びましょう。
ところで
「紙ナプキンの高分子ポリマーは身体を冷やす」
みたいなデメリットが挙げられることもありますが、ここは賛否が分かれる部分です。
ですが、肌に触れるモノですから、化学物質より自然素材の方が安心できるのは間違いないでしょう。
環境負荷が低い
オーガニックコットンは環境負荷が低い素材です。
コットンをはじめ、あらゆる農作物は農薬を使って栽培されます。
その結果、土壌の微生物は殺され、二酸化炭素を吸収する役割を持つ機能が損なわれます。
ですから、農薬を使用しないオーガニックは、土壌の豊かさを守るのに有効なのです。
また、オーガニックコットンは、通常のコットンに比べて栽培時の水の使用量がはるかにひくいのも特徴です。
デメリット
経血が表面に残りやすい
一般的な生理用ナプキンには、長時間水分を閉じ込めて逃さない高分子吸収剤が使われています。
しかしオーガニックだと吸水率が普通のナプキンよりも劣るので、経血が表面に残りやすいという点がデメリット。
またノンポリマータイプはナプキンに厚みが出るので、荷物がかさばるというデメリットもあります。
紙ナプキンに比べて割高
ナプキンに限った話ではありませんが、オーガニック製品は基本割高です。
というより、農薬を使用して作られた製品が安すぎると言った方が正確です。
農薬を使用して作られた製品は効率的に大量生産が可能です。
一方のオーガニック製品は、農薬を使用できないぶん生産効率が落ちてしまいます。
その分、価格が割高になってしまうのです。
しかし「良い物は高い」「安かろう悪かろう」はいつの時代も、世界中どの国でも常識です。
オーガニックナプキンの種類
オーガニックナプキンには
- オーガニック紙ナプキン
の2種類があります。
オーガニック紙ナプキン
デリケートゾーンにふれる面にオーガニックコットンが使用されている使い捨て紙ナプキン。
最近は商品のバリエーションが増え、ドラッグストアやスーパーでも購入しやすくなってきました。
商品のラインナップが豊富なので、自分にピッタリの商品を選べます。
オーガニック布ナプキン
洗って繰り返し使うタイプがオーガニック布ナプキン。
繰り返し使えるので、使い捨ての紙ナプキンよりもお財布に優しいのが特徴。
化学物質が嫌でオーガニック布ナプキンを選ぶ人は、洗剤もオーガニックのものを選びたいところ。
使い捨ての紙ナプキンよりも環境に優しいと言われることがありますが、実はこの点は何とも言えません。
なぜなら、使い捨てナプキンとは異なり、洗剤、水、電力を消費する必要があるからです。
おすすめ5選
ナトラケア
世界初のオーガニック&ナチュラルの生理用品メーカーとして、1989年にイギリスで誕生したナトラケア。
テープの粘着力を高くすることで下着にしっかりフィットするのも特徴。
仕事、スポーツ、ヨガなど、動きや姿勢が制限されがちなシーンから、アクティブに体を動かすシーンにも対応。
トップシート、吸収剤、漏れ防止材に植物素材を使用。通気性がよく、やさしい肌触り。
オーガニックコットンの使用や完全塩素フリー (TCF) 、高分子吸収剤不使用に徹底的にこだわっている。
ナトラケアの吸収剤は、植物セルロースパルプを採用。
ふかふかの木のパルプが経血をしっかりと吸収する。
漏れを防いでくれる外側シートも、植物由来の生分解可能なビオフィルムでカバー。
プラスチックフリー 生理用品本体はもちろん、個包装資材、箱にいたるまで石油由来のプラスチックを一切使っていない。
オーガニックコットン、木のパルプからつくる植物性の吸収剤、GMOフリーの植物デンプン由来の包装紙、リサイクル箱、すべて生分解可能な素材のみ。
売上の1%が環境保護団体に寄付される1% for the Planetに加盟。
ソフィはだおもいオーガニックコットン
出典:https://www.sofy.jp/ja/products/organic/organic_napkin.html
オーガニックコットン100%をデリケートな肌が触れる上層に使用したナプキンです。
凹凸加工によって、経血が肌に触れる面積をカット。肌への負担を低減し肌に優しい。
コットン素材は吸水性が高く、装着時に発生するモワモワ汗も吸収。汗がこもらず、快適に。
高分子吸水材不使用(ノンポリマー)。
コットンラボ
出典:https://www.cotton-labo.co.jp/diary/labo/000639.html
肌あたりの良さをとことん追求したふかふかのシート。
ゴワつかず安心して使えるほどよい厚みとやわらかな質感で、デリケートになりがちな肌にもやさしい使い心地。
コットン・ラボの「オーガニックコットンナプキン」は、オーガニックコットンの快適さと、使い捨てナプキンの安心感、両方の良いところを兼ね備えた”新しい形”のナプキン。
「オーガニックコットンナプキン羽つき」では、羽が折れ曲がるフチ部分が肌にあたってチクチクしたり、こすれてヒリヒリしたりしないよう、お肌に直接あたらない仕様を新設計。
また素材は通気性が良くやわらかい不織布を選び、「羽なし」のやわらかくやさしい付け心地はそのままに、装着中の不快感を軽減。
AENUANCE
オーガニック布ナプキンの中でもデザインバリエーションが豊富で人気の高いAENUANCE(エニュアンス)。
肌面がオーガニックコットンのショーツと同じニット生地で、優しい肌ざわりと、素肌感が優れています。
紙ナプキン特有のカサカサという音も、ムレがこもらず肌にやさしい、長時間たってもさらさら。
頻繁にライナーを交換される方や、通気性を重視される方にオススメの薄手タイプ。
尿もれパッドや生理用ナプキンとして使用の際、紙ナプキンの上に乗せて使える。
オーガニック繊維の世界基準であるGOTS認証を取得。
最後に
以上がオーガニックナプキンのメリット・デメリットと、おすすめの商品でした。
冒頭でも触れた通り、人生というスパンで見たとき、ナプキンは非常に長い時間、肌に付着しているモノです。
どんな素材を肌に付着させ続けるか、というのはとても大切です。
加えて最適な商品というのは人によって大きく異なります。
ですから、必ずしもオーガニックナプキンが誰にでも最適とは言えません。
しかし、試したことがないのなら、試してみる価値はあります。
もしオーガニックナプキンに満足できたなら、これほど肌に優しいことはありませんから。
ぜひいくつか商品を試してみて、アナタにピッタリな商品を見つけてください。
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