地球温暖化や海洋プラスチックゴミが問題視されることが多くなった昨今、脱プラスチック生活をする人が増えています。
そして私たちが日常的に消費している代表的なプラスチック製品といえばペットボトル飲料。
消費する量が多いからこそ、これを減らすことで環境負荷を大幅に低減することが出来ます。
そんな背景から、最近ではマイボトルを持ち歩く人が増えているのですが、マイボトル人気と相まって、新たな商品も続々と登場しています。
正直に言ってどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ただ、マイボトルは日常的に持ち歩くものだからこそ、最適な一品を見つけたいもの。
というわけで、サステナブル生活を1年以上送っている筆者が、マイボトルの選び方とオススメの商品を紹介させていただきます。
ぜひ参考にしてみてください。
マイボトルの選び方
言うまでもなく、一度買ったマイボトルは長く使い続けることになります。
何度も買い替えていたら、環境負荷を抑えるという目的とは逆行することになりますからね。
しかもマイボトルは1日のうち、結構触る時間が長いアイテムです。
かれこれ私も1年以上サステナブル生活を送っていますが、おそらくスマホやパソコンに次くらいに触れる時間が長いのがマイボトルだと思います。
触れる時間が長いアイテムこそ、できるだけ使い心地の良く、ストレスのないマイボトルを選びたいところ。
サイズ
マイボトルを選ぶうえで何より大切なのがサイズ感です。
なにせ普段持ち歩くカバンの中に新たに一品加えられるわけですからね。
とにかく荷物を減らしたいという人は折り畳みや収縮できるタイプのマイボトルがオススメです。
しかし折り畳みや収縮が出来るタイプのマイボトルは、保温性はそこまで高くない傾向があります。
リモートワークの人とか、ボトルを会社に置きっぱなしに出来る人は、サイズ感よりも保温性で選びましょう。
保温
サステナブル生活を送る上で大切なのは「継続すること」です。
そしてマイボトル生活を継続するためには「飲み物を美味しく飲める」ことはとても重要です。
飲み物の美味しさを左右するのは温度です。
温かい飲み物を温かいまま、冷たい飲み物を冷たいまま飲める、これが理想のマイボトル。
保温性を重視したいならステンレスの右に出るものはありません。
サステナビリティ
マイボトルを買おうとしている皆さんは、おそらく環境に配慮しようとしている素晴らしい人たちです。
だったら、ただ単にマイボトルを買うだけでなく、さらにプラスアルファ、地球に良いことしませんか?
マイボトルの中には、売上の一部が環境保護に寄付されたりするような商品があったりします。
ただの買い物が、大きなサステナブルアクションに変化します。
おすすめ5選
タイガー
タイガーは武装勢力の資金源になることがある鉱物を使用せず、児童労働をする企業とは取引きをしないなど人権問題解消に取り組んでいます。
また、売上の一部を清潔な水を守る活動に寄付したり、ペットボトル削減などに貢献しています。
筆者もタイガーのステンレスボトルを愛用していますが、保温性が圧倒的です。
あったかい飲み物をあったかいまま、冷たい飲み物を冷たいまま飲むことができ、大げさでなく半日以上温度が維持されます。
エコーヒーカップ
成長の早い持続可能な素材として注目されている竹で出来たマイカップ。
木材は一度伐採すると、その育成に数十年を要します。
しかし竹は3~5年で成竹になる成長の早い植物です。
伐採後も地下茎から次々と芽が出て成長するため、潤沢な資源供給を可能にし、環境保護に貢献しています。
vapur
外で水を飲む機会が多い人にオススメのマイボトルがvapurのアンチボトル。
「飲料水ブランドの水が原因で、貧しい国の人々は水が飲めない」という問題を解消するために生まれました。
コンパクトに折り畳むことが可能なので、とっても持ち運びに便利です。
また、購入することで売り上げの一部を水環境の整備、自然環境保護に取り組む非営利団体に寄付することが可能。
klean kanteen
出典:https://www.kleankanteen.jp/
klean kanteen(クリーンカンティーン)は、売り上げの一部を寄付するだけでなく、本気で環境や社会問題解消に取り組む企業にのみ与えられるB corp認証を取得。
また、二酸化炭素削減に取り組むClimate Neutral認証も取得しています。
環境や社会に配慮しているという点でかなり信頼性が高いブランド。
種類豊富なステンレスの水筒、カップ&タンブラーを展開しています。
LARQ
世界初のポータブルデジタル洗浄システムを搭載したLARQのウォーターボトル。
非毒性の水銀フリーのUV-CLEDテクノロジーを使用して、臭いの原因となる細菌やウイルスを排除して水を浄化し、ボトルの内面をきれいに。
ボタンのタッチで作動し、2時間ごとにインテリジェントに活性化し、ボトルを新鮮で臭いのない状態に保ちます。
二重壁断熱ステンレススチール構造で、水を24時間冷たく保ち、最大12時間保温します。
売り上げの一部は非営利団体に寄付されます。
LARQはプラによる海洋汚染と貧困救済のplastic Bankとも提携しています。
mizu
プラスチック削減を目的に立ち上げられたmizu。
売上の一部を寄付する1% FOR THE PLANETに加入。
再生可能プラスチックの素材などを使用。
保温性・保冷性に対応した水筒なども販売しているため、学校や会社でマイボトルやタンブラーを使いたい人にオススメ。
stojo
出典:https://www.mindart.co.jp/stojo/index.html
アメリカ・ニューヨーク発の折り畳みマイカップstojo(ストージョ)。
「使い捨て文化を終わらせる」という理念のもと作られたBPAフリー、鉛フリー、フタル酸フリーのマイカップ&ボトル。
折り畳み可能で収納ができる。
オシャレで持ち運びやすいデザインが特徴。
ちなみにBIGGIEは目盛&シリコン製のストロー付き。
最後に
以上がマイボトルの選び方とオススメの商品です。
かれこれ1年以上サステナブル生活を送っている筆者ですが、恥ずかしながら、すべてのサステナブルアクションが継続出来ているわけではありません。
例えばコーヒーはなるべくフェアトレード商品を選ぶようにはしているのですが、やっぱり普通のコーヒーより少し値段が高い分、たまに買うのに躊躇してしまうことがあります。
サステナブル生活をはじめた当初は毎回フェアトレードコーヒーを選ぶようにしていたのですが、今は3回に1回くらいの頻度に減ってしまいました。
ただし、中にはサステナブル生活をはじめた当初からずっと継続できているサステナブルアクションもあって、それがまさにマイボトルを持ち歩くという行動です。
マイボトルを持ち歩けばむしろ無駄にペットボトル飲料を買うことがなくなるぶん経済的ですからね。
ぜひ皆さんもマイボトル生活を楽しんでみてください。
コメント