これまで人類はタンパク質の多くを動物性のお肉から摂取してきました。
しかし世界の人口増加、そして畜産のための放牧地や飼料の耕地面積を考えると、もはや地球1個分では足りなくなります。
加えて畜産は非常にCO2排出量が多いため、地球温暖化に拍車をかけるとして問題視されています。
いま世界は食料システムのあり方の見直しが迫られているのです。
そんなわけで、お肉に代わる新たなたんぱく源として昆虫食が今注目されているのです。
しかし昆虫食といっても、多くの人にとっては未知の食べ物です。
どこで買えばいいのか、何を買えばいいのか分からないという人も多いと思います。
というわけで、本記事では昆虫食の通販サイトとおすすめ商品を紹介させていただきます。
通販サイト
bugoom
bugoomとは、昆虫(Bug)と発展(Boom)を組み合わせた造語。
昆虫が肉や魚、野菜と同じように食卓に並ぶ未来を願って付けられた名前なんだとか。
オススメの昆虫食を選んでくれる人工知能がとっても斬新。
昆虫食って大抵の人が初めてなので、何を選べばいいか分からないと思うので、人工知能の診断が結構ありがたい。
粉状のパウダータイプとかカップヌードルの麺タイプとか、虫の原形がないタイプの商品も豊富なので、虫が苦手な人にもオススメ。
INNOCENT
虫が本当に苦手。
虫の姿のまま食べるなんて絶対無理。
でも昆虫の栄養とか、環境問題には関心がある。
そんな人にオススメなのがイノセント。
このサイトに行っても全く昆虫の写真は出てきません。
というか文字すら出てきません。
売られてる商品もパウダーなので全く昆虫の原型をとどめていません。
このサイトに出てくる「クリケット」っていうのが、コオロギパウダーのことです。
見た目は完全にプロテインですが、しっかりコオロギの栄養をとることが出来ます。
実際コオロギパウダーって牛肉の3倍のタンパク質、牛乳の2倍のカルシウムを含んでるからかなり栄養価高いんですよね。
虫の姿を見ることなく、昆虫の栄養を取りたい、環境問題に取り組みたいっていう人にはイノセントは本当にオススメ。
バグズファーム
バグズファームは扱ってる商品のバリエーションがとにかく豊富。
食品のほか、スナック、アイス、ふりかけ、オイル、チョコレート、お酒などなど。
昆虫食の本が置いてあるので、お腹だけじゃなく知識も満たしたい学生はぜひ。
コスメも置いてあるので昆虫食が好きな女性の方は必見。
業務用サイズもあるので、話題の集めたい飲食店経営者の方も要チェック。
TAKEO
TAKEOは昆虫の販売、製造、研究開発、養殖まで手掛ける昆虫食専門の会社です。
東京・浅草エリアに実店舗を構えているので、家族や知人と昆虫食を楽しみたい人にもオススメ。
お店で試食してみて、美味しかったものをネット通販で継続購入するっていうのもアリ。
タガメのエキスを使用したタガメサイダーを飲むと、長崎大学のタガメ研究室に寄付され、タガメ保全に貢献できます。
昆虫食を売るだけでなく、昆虫を守る活動をしているのも好印象。
はまる食品
冷凍、パウダー、アイス、クッキーなど食品系は一通りそろってます。
中でも目を引くのがスズメバチの巣。
一品もののコガタスズメバチの巣が売られていて、1個につき90匹もの幼虫・前蛹がいたりします。
公式サイトの説明によると、しゃぶしゃぶやバター炒めなどにすると美味しく食べれるらしい。
大人数のパーティーなどでこれがあれば盛り上がること間違いなし(?)。
OEMとか自動販売機向けの商品とか、法人向けも充実。
昆虫食ビジネスを始めたい経営者の方は必見。
おすすめ商品
クリケットプロテイン
高栄養価のクリケット(コオロギ)パウダーと希少なエンドウ豆タンパクを独自配合した日本初のプロテインブランド。
個人的に思うのは、頑張って昆虫の姿のまま食べるという行為それ自体は、多くの人にとって本来の目的ではないと思うんです。
昆虫食を食べる目的って「昆虫の高い栄養価を得る」「環境に配慮をする」ことだったりしますよね。
それこそ、私はコオロギの豊富なタンパク質を取りたいのであって、コオロギという姿の食べ物を食べたいわけではありません。
であれば、パウダー状で水分に溶かして飲み、手軽にコオロギの栄養がとれるのなら、それに越したことはないと考えています。
もちろん「昆虫のあの姿のまま食べたいんだ!」という人にはオススメできませんが。
昆虫を見ることなくコオロギの豊富な栄養を取りたい人、地球環境に配慮をしたい人、ボディメイクやダイエットをする人には本当にオススメの商品です。
100gあたりウシの約3倍のタンパク質で、ビタミンやアミノ酸など25種の美容成分が配合。
グルテンフリー、乳製品不使用、人工甘味料不使用な点もGood。
ヨーロッパイエコオロギ
お次は視覚も食感もなるべく抵抗の少ないヨーロッパイエコオロギ。
ペットの餌としても売られているので、鳥類や爬虫類を飼育されている方には馴染み深い昆虫。
体長2cm程度の小さな体には栄養素がたっぷりと含まれています。
とくにタンパク質の含有量は高く、全体の約75%を占めるほど。
加熱処理ののち高温で乾燥させてあるので、昆虫を食べたときの、嫌なブニッとした食感もなし。
カリッとおつまみ感覚で楽しめます。
冷凍アブラゼミ
セミは高たんぱく低脂肪であり、かつ昆虫の中では食べやすいのが特徴。
中国でも栄養食品として高い人気を誇ります。
米誌「フォーブス」は、セミ食について栄養士の意見を紹介。
ジョンズ・ホプキンス大学の「世界の食の倫理・政策プログラム」ディレクターであるジェシカ・ファンゾはセミの栄養価の高さを絶賛。
気になる味は、栄養士によると「ナッツ風味のバターのような」もので「とても美味しい」とのこと。
昆虫ミックス
複数の昆虫を一通り味わってみたいならコレ。
罰ゲーム用としても人気の一品です。
オケラ、シルクワームサナギ、ヨーロッパイエコオロギ、グラスホッパー、サゴワームの5種類をミックス。
5種類それぞれが異なる香り・味わいがあるので、お気に入りの昆虫を見つけよう。
味付けは塩だけなので素材本来の味が楽しめます。
口コミではワームが人気。
チャグロサソリ
昆虫食初心者を卒業し、次なるステージへと進みたい人にオススメなのがチャグロサソリ。
またの名をアジアンフォレストスコーピオン。
日本ではペットとしても愛されています。
「サソリの毒は大丈夫なの・・・?」
と思われた方はご安心を。
サソリの毒は、針で刺され体内に入った場合に効果を発揮します。
十分に加熱処理されているサソリを口から摂取する場合に心配ありません。
むしろ食用としてのサソリの歴史は長く、古くから中華料理の食材として使用され、漢方薬品としても使用されているという歴史もあるほど。
最後に
以上が昆虫食の通販サイトとおすすめ商品です。
今でこそ昆虫食はゲテモノ扱いだったり、罰ゲームの対象だったりします。
しかし、国際連合食糧農業機関(FAO)が食糧問題の解決策の一つとして「昆虫食」を取りあげていたり、国連サミットでも「貴重なたんぱく源」として推奨されていたりします。
世界は大まじめに昆虫食と向き合っているというわけです。
であれば、日本で普及するのもおそらく時間の問題です。
いま昆虫食をたべる皆さんは、まさに先駆者とも言えるでしょう。
昆虫食をたべ、時代を先取りしてみませんか?
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