新着記事
-
未来を拓く発酵の力:サラヤが挑む「ソホロ」の無限の可能性
「洗浄」という習慣の歴史は古く、紀元前3000年頃のメソポタミア文明にまで遡る「石けん」と共に歩んできた。 古代ローマのサポー(Sapo)と呼ばれる丘では、羊を焼いて神様におそなえする風習があり、したたり落ちた羊の脂と木の灰が混ざり合ったものが、... -
微細藻類学者の松本光史氏が語る:持続可能な社会を拓く「藻」の可能性
人類の文明は、その黎明期から常に「油」と共に歩んできた。 古代文明では、獣脂や植物から抽出された油が、暗闇を照らす灯りとなり、時には体を潤す薬として、また儀式の供物として、人々の生活に深く根差していた。 しかし、その関係は19世紀の産業革命... -
山陽製紙が描く紙の未来:驚きのサービス「PELP!」とは?
紀元前3000年頃、古代エジプトではナイル川河畔に自生する植物、パピルスを加工した書写材が誕生した。 パピルスは、それまでの粘土板や石に比べてはるかに軽量で持ち運びやすく、大量の情報を記録できる画期的な媒体となった。 そして、中国では西暦105年... -
微細藻類の驚くべき5つの可能性と地球の未来
SNSやメディアで「サステナビリティ」が語られる際、欧米の素晴らしき取り組みを例に挙げ、我が国の取り組みがいかにヌルいかという指摘を見かけることが多い。(もちろんサステラも例外ではない。) たしかにSDGs達成度ランキング等を見ても欧米諸国が上... -
エシカルを売る鍵となるお墨付き「サステナブル★セレクション」とは?
時の流れははやいもので、2020年にサステラが誕生してから約5年が経過した。 サステラのインスタアカウントをつくった当初、私は堂々とアラサーを名乗ることができたが、いまやアラウンドカウント方式を採用すると繰り上げられてしまう年齢に突入してしま... -
4月22日アースデイとは?誕生秘話から日本への影響まで
毎年4月22日は私たち人類にとって極めて重要な1日です。 皆さんは何の日かご存知ですか? 「地球の日(アースデイ)」です。 あらゆる生命の母なる大地について考える日です。 50年前のアメリカでアースデイが生まれた背景には、隠れたヒューマンドラマが... -
遺伝子組み換えコットンは世界をどのように変えていくのか?
「普通のコットン」と言ったら、それは遺伝子組み換えコットン(GM綿)の事を指す。 綿花生産のTOP3である中国、インド、米国の綿花全体の約90%をGM綿が占めているからだ。1 1970 年代の綿花栽培では、植物の出現から収穫まで、ほぼ 20 回の化学殺虫剤の... -
オーガニックコットンのTシャツをGOTSという世界基準でつくる理由
国連がSDGsを採択してから10年が経過し、我が国においてもサステナブルとかエシカルはすっかり馴染みあるキーワードとなった。 相変わらず紙ストローの話題になるとXやヤフコメでは炎上したりして、賛否が別れることも多々あるが、地球環境に配慮した商品... -
対馬で目撃した海洋プラスチックゴミと磯焼けの根深い問題
長崎県の離島「対馬」といえば、歴史的にユーラシア大陸と日本列島をむすぶ要衝だ。 対馬には日本最古の寺があり、1000体を超える仏像が残されていることから、仏教はまず初めに対馬に上陸し、その後日本全土に広がっていったと推察される。 あるいは750年... -
LOVST TOKYOの植物性レザーはいかにして社会に変革をもたらすのか?
牛のゲップに含まれるメタンの温室効果であったり、牧草地の拡大による森林伐採など、畜産業、特に牛肉の生産による環境負荷は非常に高い。 そんな背景から、動物性を避けるライフスタイルはいま世界中で注目されている。 皆さんも一度くらいは「大豆ミー... -
日本フードエコロジーセンターで食品リサイクルの実態に触れる
毎年節分の日になるとスーパーやコンビニには所狭しと恵方巻きが並ぶ。 この時期になると必ずと言っていいほどニュースやSNSで「恵方巻きの廃棄問題」が話題になる。 サステナブルな情報を発信する私たちサステラも、節分の時期が近づくと 「そろそろ恵方...